アニメ映画2本立てというのはよくあるが2大アニメのコラボは珍しい。赤塚不二夫の代表作“天才バカボン”と不朽の名作“フランダースの犬”がコラボした長編アニメ映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』初日舞台挨拶が行われ、豪華声優陣が完璧なおバカぶりを披露した。
23日土曜日の朝早く、新宿バルト9にて長編アニメ映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』の初日舞台挨拶に登場したのは主演・監督を務めたFROGMAN(バカボンのパパ役)、瀧本美織(ネロ役)、濱田岳(西河内好平役)、犬山イヌコ(バカボン役)、ダチョウ倶楽部・上島竜兵(レレレのおじさん役)、村井國夫(ダンテ役)の6名。
「秘密結社 鷹の爪」シリーズの作者であるFROGMANが「この人だったら大丈夫。完璧なキャスト」というほど惚れ込んだ豪華キャストたちだけあり、皆キャラクターにピッタリである。
映画にちなみ「最近やってしまったバカなこと」が質問されると、各々“地”でいくおバカ体験を話した。犬山「お湯を入れたカップラーメンの上に座って麺だらけになった」、瀧本「イヤホンマイクの柔らかい部分が何時間後に耳の中から出てきた。柔らかいやつだったんでね~」と普通なら気付くであろうことに気が付かない。濱田は中学生の時に島根のFROGMANの家に泊まった時の出来事を告白。「お風呂に入っている時に2cmのカエルに驚きフルチン、人生初の裸一貫をさらした」と明かす。上島「お酒を飲んでべろんべろんの状態で焼肉を食べたら、気持ち悪くなり吐いた。消化されていないタン塩が出てきて、自分の舌が抜けたのかと驚いた」と上島らしい。村井もしっかりしているように見えるが実はかなり抜けているらしい。「クレジットカード、キャッシュカードを紛失して再発行したにもかかわらず、暗証番号を忘れて使えない。人にお金をもらって生活している」と苦笑いした。
またバカボン一家の誰と住みたいかとの問いには、おおむね男性陣は「美人なママ」と答え、瀧本だけ「バカボンのパパについていきたい」「パパにめちゃくちゃにされてもいい。Mです(笑)」と意外な発言で沸かせた。映画ではカッコイイバカボンのパパに魅了されたようだ。
最後はお決まりの上島のキレてキスが披露され、キスをされたFROGMANと濱田岳の2人も喜びを満面の笑みで表現。最後まで完璧なバカなキャストたちに観客も大満足であった。
なぜかバカボンのパパの本名を知りたがる暗黒組織・インテリペリ。バカボンからパパの本名を聞き出そうと目論み、子供と仲良くなれる「フランダースの犬」のネロとパトラッシュの魂が召喚される。バカボンのパパの本名に隠された秘密とは? 天才バカボンと悪の秘密結社とフランダースの犬による、未曽有の戦いが始まる…。
映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』は5月23日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)