「歩くメラニン色素」を自称する歌手の松崎しげるが「35年ぶりに着た」という真っ赤なスーツに身を包み、映画のイベントに登壇した。この日は納豆の妖精・ねば~る君も登場したが、「ふなっしーとは違う」「全然絡めない」という松崎の厳しいツッコミに少々心が折れてしまったようだ。
21日、東京・一ツ橋ホールにて映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』公開記念イベントが行われた。ジェームス・ブラウン、通称“JB”の名曲「Get Up(I Feel Like Being A)Sex Machine」の曲に合わせシャウトしながらノリノリで登場した松崎しげるとねば~る君。会場の観客も手拍子で盛り上がった。
司会者から「日本の誇るSex Machine」と紹介された松崎は、「俺の青春時代が蘇った」と嬉しそうに目を細める。「歌が始まる前に必ずシャウトする。初めてのシャウトがJB」「あーぅぉ!」と魂のこもったシャウト(叫び)を何度も披露し、止まらないJBへの熱い思いを語りつくした。
ねば~る君もまた「JBを知っている」とアピール。「ねば~る君は納豆ねばだから納豆界からブラウンを応援しにきたねば~。松崎さんのブラウンはブラウンの向こう側に行っちゃってる」とお馴染みの体を伸ばすパフォーマンスを見せた。そんなねば~る君に「ねば~るだかのび~るだか分かりゃしない」と容赦がない松崎。
イベント後の囲み取材では、松崎からねば~る君に「俺がテーマソング作ってやるから、だからやれよ! ねば~ねば~ねば~、あぉ~」と楽曲提供のリップサービスが飛び出した。「納豆大好き。高血圧だから血をサラサラにするにはねば~る君」とも持ち上げた松崎。ねば~る君も「納豆も松崎さんのこと大好き。納豆界に人気ねばよ」と一見、両想いのように見えた2人だが「全然絡めない。納豆は絡みやすいけれど俺の中ではねば~る君はないね」と天国から地獄へ突き落す松崎の発言に、ねば~る君もビックリ。「これからねばよ。粘り腰見せるねばねー」と食いつくものの、「俺にとって作曲を約束したことは多難かな。(ねば~る君は)フレームの中からはみ出してないね。ガッという元気のよさがまだまだ。そこら辺がふなっしーとは違う」ととどめを刺されてしまった。
また一年中まっ黒の松崎に、日焼けについて質問が及ぶと「今は自然光。10月から2月はみんなの期待を裏切らないように日焼けマシンに入っている」「自分の家に日焼けマシンがあり名前はフロリダ。そこに入る時はちょっとフロリダ行ってくる」と語り、報道陣を大爆笑させた。帰り際には「テンション高いから汗が出ちゃう。俺が汗かいたらゴキブリみたいになっちゃう」と最後まで黒光りトークがさく裂した。
音楽界の歴史を変えた、“ソウル界のゴッドファーザー”ジェームス・ブラウンの栄光と挫折、そして知られざる友情を描いた、真実の物語。伝説の裏に隠された実像が今、明かされる―。
ミック・ジャガープロデュース、映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』は、5月30日(土)シネクイントほか全国公開。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)