“カモと見込んだ客からはとことん金を巻き上げる”というぼったくりバーの世界。これは何も日本に限ったことではない。だがこのほど英ロンドン郊外のハートフォードシャーにあるストリップクラブでは、“客が好んでお金を落として行った”と話題になっている。
ロンドンの北に位置し、デヴィッド・ベッカムが豪邸を構えるなど高級住宅街を擁することでも知られるハートフォードシャー。そのワトフォードという町にある「Diamonds and Strings」というストリップクラブで豪遊した男性に、店は298万円という法外とも思える金額を請求。ロンドンの夜を愛する紳士たちの目を丸くさせている。
彼らは男性を超VIP待遇の部屋に通してシーシャ(水タバコ)を準備し、人気のダンサー7名を送り込んでパーティは一晩中続いた。ヴィンテージもののルイ・ロデレール “Cristal” シャンパンが次々と運ばれ、美人ダンサーによる各種サービスについては、高価なバウチャー券をいく度も購入しながら楽しんでいったという。
実はこの話を英メディア『mirror.co.uk』に暴露したのは、店のマネージャーであるナス・マル氏(31)。「そのお客様が支払われた合計金額は16,745ポンドでした。お客様は夕方にロンドンのカジノで大儲けしたと言い、そのお金を落とす先としてここを選んで豪遊されました。ワトフォードはさびれる一方ですから、こういう方の存在で町の経済が潤いを取り戻せれば何よりです」と説明している。
ちなみに店は公式HPを持っており、その「よく寄せられる質問」のコーナーでは“ストリップショーは無料だが個室でヌードになってのラップダンスは有料”、“ドリンク類は一般的な他の多くのバーやパブとほぼ同じ価格”とあり、ドリンクとサービスがセットになった割安パッケージ料金も数種類提示されている。このお店がこれまで“ぼったくり”として話題になったことはなく、人々はその男性を羨ましく思う一方で、「明朗会計の店でもハメを外せばやはりこんなことになる」と驚きを隠せないもようだ。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)