先日終了したフジテレビ系月9ドラマ『デート』の好演が記憶に新しい女優の杏。今年夏には日本テレビ系の人気ドラマ『花咲舞が黙ってない』の続編が決定するなど、すっかり人気女優の仲間入りを果たしているが、もともとは人気雑誌『non-no』の専属モデルとしてデビュー、現在も多くの雑誌に登場するなどモデルとしても非常に重宝されている存在である。そんな彼女、モデルの仕事をする中で身についたある特技があるという。自身のラジオ番組でその内容と理由を語った。
先月30日に配信された『杏のAnytime Andante Podcast』のテーマは“バランス”。「運動の素早い動きは得意でないが、バランス感覚は褒められる」と語った杏、特に“靴を履く”タイミングでよく褒められるのだという。
女優業と同じくモデルとしても多くの仕事をこなす杏だが、モデルの仕事をしていると必ず立ったまま靴を履かなければならない。座って履くと服にしわが寄ってしまうためで、常にスタッフのサポートをうけながら靴を履くのが常。さらに靴ひものある靴の場合も、モデルがひもを結ぶことはなく、基本的にはスタイリストやアシスタントが担当する。結び目の綺麗さはもちろん、モデルが頭を下げると頭に血が上って顔色が変わってしまったり、セットした髪型が崩れてしまったりする危険性があるからだという。
もちろんそれはモデルとして当たり前のことなのだが、はたから見るとモデルがスタッフを“ひざまずかせて”靴を履かせているように見えるため、杏は「周囲に誤解されないか」心配だったという。そこで彼女が身につけたのが、“1人で自立したまま靴を履く”という特技。周りに頼らずスッと靴の中に足を差し込むのが得意だそうで、大抵の靴は自立しながら履き替えることができるそうだ。
「世に出るタイミングは全くない特技なんですが」と語った杏。そこには周囲の目を気にする人気モデルならではの悩みがあったようだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)