17年半という長寿番組『はなまるマーケット』のMCを務めていた薬丸裕英。現在お昼の番組でレギュラーとして共演しているAmi(E-girls)と鈴木奈々の“不仲説”には、長寿番組での経験から自分が一肌脱ごうと感じたのではないか。
フジテレビ系のお昼の情報バラエティ番組『バイキング』は4月、放送開始から2年目に突入する。木曜MCは引き続きフットボールアワーが務め、木曜日のレギュラーだった薬丸裕英とAmi(E-girls)、丸岡いずみ、アンガールズ、そして鈴木奈々は、次年度も番組レギュラーとして出演するようだ。
Amiと鈴木は同い年、1988年生まれの26歳。Amiは『バイキング』放送開始からレギュラーだったが、鈴木がレギュラーになったのは2014年10月から。鈴木が正式に加入する以前の8月から、2人が一緒に参加するコーナーが設けられたが、ある日のCM中、鈴木はAmiとの関係について「まだ、連絡先を交換してないんですよ」と発言。そこから2人の“不仲説”が浮上し、12月にはフットボールアワーの後藤輝基が「ロケが終わると2人とも目も合わさずに帰っていくらしい」と暴露する事態になる。
この2人のために一肌脱いだのが、薬丸ではないか。チームワークの大切さを、『はなまるマーケット』で痛感していたのだろうか。今年1月18日のブログ『Rainbow Family』では、「昨年から3人のスケジュールが合わず…やっと昨日実現しました」と、初めての食事会が開かれたことが報告されている。この日は、娘のような年齢である彼女らの悩みを聞いたり近況を報告し合ったりして、あっという間に4時間が過ぎてしまったという。
そしてこの3人の食事会は“B型会”と名付けられ、3月26日の夜にも行われたようだ。この日は薬丸の長女と次女も参加し、華やかな宴となったらしい。薬丸の長女は2人にハワイで人気のポーチを持参し、次女はそれぞれに手紙を書いてプレゼント。父親譲りの細やかな心遣いに、Amiも鈴木も大喜びだったようだ。
薬丸のブログを読んでいると昨年の11月、彼の楽屋を訪れた鈴木から“今度相談に乗って欲しい”と打ち明けられたことが綴られている。その後彼は自宅で開いたクリスマスパーティーに鈴木を招き、彼の親しい芸能人らと交流の機会を設けている。そこで彼女の意外にシャイな性格や、薬丸の娘らと気が合うことをちゃんと観察していたのだ。そして同い年とはいえ性格も活躍してきた世界も違うAmiと鈴木を、どのような形で距離を縮め、信頼し合えるようにさせたら良いのか。考慮を重ねた上での食事会だったようだ。
もちろん人間同士なので、どうしても気が合わない場合もあるだろう。そうだとしてもプロとして、どのような心構えでレギュラー番組に臨むべきなのかを、薬丸ならきちんと教えてくれたはずだ。しかしブログに掲載されている“B型会”のAmiと鈴木の笑顔は、本当に楽しそうで伸びやかである。“不仲説”が笑い話になる日も、時間の問題ではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)