エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】黒柳徹子が日本エレキテル連合の“細貝さん”を絶賛。「Hなおじさんに見えるのがすごい」

日本エレキテル連合の2人がトーク番組『徹子の部屋』に出演した。細貝さんと朱美ちゃんのキャラクターで登場すると、朱美ちゃんは頭にタマネギとパンダをあしらったヘアスタイルをしており、「大サービスね」と黒柳を喜ばせた。彼女たちのコントが大好きだという黒柳は特に細貝さんのメイクを、「普通だと何だか分からなくなりそうなところだが、ちょっとHなおじさんに見えるところがすごい!」と絶賛。細貝さん役の中野聡子も感激していた。

日本エレキテル連合は、『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』(4月18日公開)に声の特別出演をする人気ぶりで多忙な日々を送っている。3月26日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際も、過密スケジュールで“細貝さんと朱美ちゃん”の格好をしたまま新幹線に乗ったことが2回ほどあると明かしている。

お笑い芸人がゲスト出演してもあまり笑わないことで知られる黒柳徹子だが、日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメっ」ネタは大好きで終始笑顔を見せていた。中でも中野聡子が顔中にシワを描き込んで細貝さんにメイクした姿に感心しており、「普通はこれくらい描いたら、何なんだか分からなくなる人もいるが、ちょっとHなおじさんに見えるところがすごい」と解説。中野は「朱美ちゃんを見て“わー”って言う人は多いけど、これ(細貝さん)を褒めてくれたのは徹子さんが初めて! さすがです!!」と喜んだ。

中野聡子は短期大学で日本画を専攻していたが、絵で食べるのは断念して芸能学校に通った。それゆえメイクも作品を生み出す感覚なのだ。朱美ちゃん(橋本小雪)の白塗りメイクやデザイン、ヘアスタイルなども全て中野がやっている。

中野と橋本は芸能学校の同期だ。すべってばかりで芸人として希望を見い出せなかった橋本が、ライブでランキング上位に入るほど面白かった中野を見込んで「コンビを組んでください」と土下座した。中野が「何でもやるなら組んでやる」とコンビを結成。2人は今も同居しており、橋本が中野の身の回りの世話から近所付き合いまで全て面倒を見ているという話は有名だ。

しかし、このコンビ結成にこそ中野の先見の明があったのだ。彼女は橋本を「この人はイイ意味で、自分というものを持っていない、私は“キャンバス”と呼んでいる」と分析する。それを見抜いていたので、橋本からコンビ結成を持ちかけられると「いろいろなものに変わってくれるはずだ」と考えて、“何でも言うとおりにするならば”と条件を出して引き受けたのである。

朱美ちゃんをはじめ、“小説家とお手伝いさん”の小説家(橋本)は「チャップリンとダリと谷村新司を足して3で割ったもの」という風に様々なキャラクターは、中野が橋本という“キャンバス”に表現した作品と言えるだろう。彼女たちがYouTubeに投稿しているコント動画『日本エレキテル連合の感電パラレル』は約600本を数え、キャラクターもおよそ100に上る。

「今後はそんなキャラクターやコントをもっと知ってもらいたい」という日本エレキテル連合。朱美ちゃんと細貝さんのキャラクターがブレイクした“一発屋”と思われがちだが、まだまだ何かやらかしてくれそうだ。

※画像は『twitter.com/crayon_official』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)