今、イギリスの「ケンタッキーフライドチキン(以下KFC)」が、新タイプのコーヒーを発表するとして話題を呼んでいる。コーヒーの味はもちろん、そのカップの美味しさも楽しんで欲しいというのだ。
イギリスのKFCが間もなく店舗に珍しいメニューを登場させると張り切っている。それはなんと「食べられるコーヒーカップ “Scoff-ee Cup”」。ファストフード・チェーンに陶器や紙以外のそうしたカップが登場するのは世界で初めての試みとなるそうだ。
『eater.com』が報じているところによれば、そのカップの製作にあたったのは料理にサイエンスやアートを取り込むことで知られる『The Robin Collective(本拠地ロンドン)』という食のアート集団。カップは特殊なビスケット、シュガーペーパー、ホワイトチョコレートの層で出来ており、熱で溶け出さないようなるべく早く飲むことが望ましいという。
英KFCは、そのカップでアラビカ豆を100%使用した「Seattle’s Best Coffee」を提供することになり、ホワイトチョコレートが醸す甘い香りとともに楽しんで欲しいとしているが、店舗にお目見えするのはもう少し先になるそうだ。またファストフード業界における肥満問題にうるさい米国への進出については、やや慎重な姿勢も感じられる。
一方で『The Robin Collective』のブランディー・ライトさんは、“私達は容器の香りにもこだわっているので、ココナッツ・サンクリームなどを用いた陽だまりのような香りの食べられる容器をも検討中です。それでチキンバスケットを販売したら相当ウケるのではないでしょうか”と開発に意欲を燃やしているもようだ。
※ 画像はeater.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)