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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ナヨナヨした息子を思わず殴った母親が逮捕。専門家は「珍しい話ではない」。(米)

「あんた、女の子みたいよ! まさかゲイなの!?」 米テネシー州メンフィスのある母親が、こうした言葉とともに息子を激しく殴って逮捕された。同性愛者らの権利がかなり認められてきている米国でも、世間体を気にする保守的な親はいまだに多いのが現実だと話題を呼んでいる。

テネシー州メンフィスのマウント・モリアという町で、このほどジャクリーン・アレクサンダーという母親が息子をゲイではないかと疑い、顔面を激しく殴ったとして傷害容疑で逮捕された。アレクサンダーの身柄は拘置所に送られ、保釈保証金は1,000ドルに設定されたという。

地元メディアの『WMC-TV』が伝えているところによれば、母親はメンフィス警察の取り調べに対して「息子のナヨナヨとした雰囲気が忌々しく、つい手をあげてしまった」などと供述しているという。隣人のタミカさんという女性は取材に、「血を分けたわが子に対して母親がそんなことをするなんて、決して許されません。息子さんがあまりにもかわいそうです」とアレクサンダーを強く批判した。

ところがこの事件について、メンフィスでLGBT(レスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人々と向き合う「Memphis Gay and Lesbian Center」を運営するウィル・バッツ氏は、「今回の事件は決して珍しいことではありません。家族からひどい仕打ちを受け、時には家から追い出され、深く傷ついた心で相談に訪れるケースがとても多いのです。子育て上手な良き母親であってもそうしたことは起こり得る。LGBTの子の話を聞くたびに驚かされます」などと述べている。

※ 画像はexaminer.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)