人の命を一瞬にして奪うことのある本物の銃を所有している人々だからこそ、銃に関する不謹慎な行動には敏感にならざるを得ない。ところがこのほど米インディアナ州で逮捕された若いカップルに、1歳の赤ちゃんに銃で遊ばせていた事実が発覚して波紋を広げている。
10日、『Frank Adam』さんが“Police: Phone video shows baby playing with real handgun”というタイトルでYouTubeに動画を投稿した(画像はYouTubeのサムネイル)。米インディアナ州のエバンズビル市警は、この動画を携帯電話で録画していたマイケル・バーンズ(19)と、赤ちゃんの母親であるトニ・ウィルソン(22)というカップルを児童保護法違反につき逮捕した。銃弾は入っていなかったと2人は主張したが、警察はその証拠が得られない上、大変危険な行為であるとして2人を正式に起訴した。
動画では1歳の女児が両手で40口径のペレット銃を握りしめており、男が脇から幾度も「ほら、撃ってごらん。バンバーン!」と信じがたい言葉をかけている。赤ちゃんもたどたどしい手つきで引き金に指をかけ、時には銃口を自分の口にくわえ、男に促されるままに「パン、パン!」とそれなりのポーズをとってみせる。近年のアメリカでは家庭のどこに銃が隠されているのかを知っている子供も多く、幼い子を巻き込んだ暴発事件も多発。あまりにも銃が手の届きやすい存在になっていることの問題を指摘する声は多い。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)