「株式会社タイタン」の代表取締役社長で、爆笑問題・太田光の妻でもある太田光代さんが、ツイッターで「人を殺す武器に私のお金を、税金を使わないで」と訴えて反響を呼んでいる。彼女は「お笑いに携わっている人は、人を笑顔にすることに喜びを感じますので、同じような意見であると思います」とも述べており、「正しい。さんまさんも同じこと言ってた」と読者も共感していた。
1月7日にフランス・パリで起きた風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件や、その後の人質をとった立てこもり事件で17人が死亡した。一連のテロ事件を受け、11日にはフランス各地で370万人が参加した反テロ集会が行われた。
そうした事態を受けて、太田光代さんが13日に『太田光代(ota324) ツイッター』で「なぜ、アルカイダが生まれた? ご存知の方も多いと思います…」と切り出し、「戦争がなくなれば、テロもなくなる。と、私は考えます」と平和を訴えた。
読者からは、彼女に賛同するコメントや「戦争とテロは関係ありません」、「私欲が有る以上、争い事は無くなりません」、「軍事ビジネスがあるかぎり、戦争はなくなりません」などの意見も寄せられている。その後も、太田さんは「武器さえ無くなれば、人が人を殺すことはないはず」と主張を続ける。
彼女は現在、50歳。戦争の問題は今の自分ではなく、「もしも私に子供がいたなら戦争なんかに行かせないわ! 絶対に!」と若い世代に呼びかけているようだ。他に自衛隊や集団的自衛権について読者とやりとりもあった。
そんな中で、彼女が示した「人を殺す武器に私のお金を、税金を使わないで…お笑いに携わっている人は、人を笑顔にすることに喜びを感じますので、同じような意見であると思います」との言葉には、共感する人も多かったようだ。「太田さんの意見に大賛成!!」、「正しい。さんまさんも同じこと言ってた」、「若者の中には、芸人に言われたら選挙に行くけど~と言う人が少なからずいるようです…どうぞ、啓蒙よろしくお願い申し上げます!」などのコメントが寄せられている。
一方で「私も戦争、人殺しは大反対です。しかし、それだけでは国は守れないと思うのです。手をあげてたら侵略され放題です。領海侵犯もある」、「笑ってられるのも誰かが平和を維持しているからです」、「じゃあ警察も丸腰でいいんだな」などの反論もあった。
太田光代さんはこうもつぶやいている。「色々な意見があって良いと思います。それで何かが。例えば法律で決まったら納得するしかないと思うんです。だからお願い。考えて下さい」と。今回の問題について単純に答えが見つかるものではないが、こうして意見を出し合える場の必要性を感じたのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)