海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】カード決済でとんだ“過払い”。レストランが客数十人に計1150万円を上乗せ請求。(米)

長年クレジットカードを使用しても、請求ミスに泣くという経験は一度もないという人がほとんどであろう。だが、買い物した際のレシートと毎月の利用明細書はやはり照合すべきである。米テネシー州ではこんな“過払い”事件が起きていた。

テネシー州ノックスビル郊外にあるレストラン、「Chop House」チャップマン・ハイウェイ店。そこで軽い食事を楽しんだジェームス・モーガンさん(22)という男性が、その後のクレジットカード会社の請求額に驚き、カード会社が真相を確かめたところ店からの請求額に誤りがあったことが判明。とんだ“過払い”をさせられるところであったという。

同州のメディア『WATE-TV』に、「そこでの食事はビール2杯とチキンパルメザンで、20ドルちょっとだと思っていたのに2万7000ドルも請求されたんです」と語るジェームスさん。すぐにカード会社に苦情を入れたところ、8万ドルも請求された女性客など他にも同様の被害情報が寄せられており、被害が確認できた客は現在数十人。合計9万9000ドル(約1150万円)の過払いがあったもようだ。

「Chop House」の親会社の最高財務責任者であるニッキ・ドーソンさんは、このたびの件について『WATE-TV』に“デビットおよびクレジットのカードプロセッサーに故障か誤作動があったものと思われます”と説明し、過払いがあった客への返金に追われている。何でもデビットあるいはクレジット決済というアメリカ人だけに、手元にためたレシートとカード会社が発行する利用明細書の照合は非常に面倒な作業。だがこのニュースには誰もが「照合はやはり大事」、「キャッシュで支払うのが一番確実」と認識を改めているもようだ。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)