米フロリダ州で、幼いわが子2人にトイレ用の洗剤を飲ませた母親が逮捕された。「子供たちを毒物で殺し、自分も死のうと思った」などと無理心中を思わせる供述をしているという。
米フロリダ州ボルーシャ郡ポートオレンジで1日午前、ティンバートレイル地区のアメリア・ウェストという29歳の女が逮捕された。ウェストは2歳と生後3か月の2人のわが子に対し、強力な毒性を知りながらトイレ用洗剤を飲ませており、ポートオレンジ署の警察官が駆け付けた時には本人も同じものをすでに飲んでいたという。
同署にはウェスト自らが「子供に毒を飲ませた」と通報しており、無理心中を図ったものと思われるが、全員ただちに病院で治療を受けたため命を落とした者はいない。その後ウェストはボルーシャ郡の拘置所に身柄を送られたが、幼児虐待、殺人未遂などの罪に問われることは必至とみられている。
日常生活の中で頻繁に見かける洗浄剤の管理には、誰もが十分な注意を払いたいものである。今年8月にお伝えしたが、ユタ州サウスジョーダンのBBQレストラン「Dickey’s Barbecue Pit」では、脂性の汚れを落とすための化学洗浄液が混じったアイスティーが67歳の女性客に提供され、口腔粘膜、食道や胃などが強酸成分によりただれを起こし、意識不明の重体となっていた。調理場の紛らわしい位置にそのボトルがあったことが原因とみられている。
※ 画像はwesh.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)