ロックバンド・GLAYが今年でデビュー20周年を迎えた。活動休止をすることもなく、彼らが20年間突っ走ってこられたのはナゼか。トーク番組『A-Studio』ではTAKUROとデビュー前から親交のあるミュージシャンのTOKIを訪問。GLAYメンバーの魅力を聞き出した。
GLAYの4人は仲が良いことで知られる。ライブの打ち上げなどでスタッフや関係者と大いに盛り上がっても、気がつけば最後は4人で飲んでいるという。そんな結束が20周年を迎えた原動力に違いないが、彼らの絶妙なバランスがあればこそ、それが生まれたようだ。
GLAYがゲスト出演した11月7日の『A-Studio』(TBS系)では、MCの笑福亭鶴瓶がミュージシャンのTOKIに取材したレアな情報を披露してメンバーを喜ばせた。TOKIはGLAYがそれぞれ個性的で、それゆえにバランスが取れているという。
HISASHIに関しては「何の話でも肯定的に“それいいねっ”と言いながら、実はよく聞いていないところがある」ムードメーカー。TERUは「すごい天然」で、TAKUROは「気さくなサムライ」と表現。そしてJIROについては、「TAKUROに意見が出来る、実は影のリーダー」だとその立場を分析していた。JIROは一番最後にGLAYのベースとして加入したが、東京では印刷会社の営業をやっていたため、その経験を活かしてデモテープを持って広報しまくったそうだ。そんな彼の行動力にメンバーも一目置いているのではないか。
GLAYの活動はメンバー4人が賛成してから決定する。まだデビューしたての頃、“GLAYうちわ”をキットで作りファンに配ったことがある。うちわに貼り付ける紙を、HISASHIがバイト先のコンビニでコピーして手作りした。その“GLAYうちわ”作りも4人で決めたことだ。
またTOKIは、これまでGLAYの4人を見てきて「あいつらは、幼稚園で習うようなことを今でも守っている。“あいさつをきちんとする”、“人にされたら嫌なことを、自分も絶対にしない”、“人に対して優しくする”といった、当たり前のことを当たり前にする。ずっとそれが変わらない」と証言する。
11月8日にはHISASHIが“Twitter特番”として、『HISASHI(HISASHI_) ツイッター』でデジタル音楽ブロガー・Jay Kogamiさんとの対談やファンとのQ&Aを行った。JIROも同日に、DJを務めるFM802『BUGGY CRASH NIGHT』の公開収録をしており、どちらもファンへ真摯に対応している。
メンバー4人がお互いの個性を尊重しあい、周囲に対しても誠意を忘れない。特にロックバンドとなると突っ張ったイメージがあり、人気が出るほど傲慢になってしまいそうだが、GLAYは当たり前のことが出来ているからそれがない。20周年を迎えてもなお多くのファンから支持されるのは、そうした魅力があるからだろう。
※画像は『TERU GLAY _t_e_r_u_ Instagram』と他に『twitter.com/HISASHI_』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)