宇多田ヒカルが久々にツイッターを更新。「最近言葉の無い音楽の方が心地よくて」とお気に入りの楽曲を挙げている。今年の5月にイタリア人男性と結婚した彼女の暮らしぶりについて情報はないが、こうした音楽に包まれて穏やかに過ごしていることが想像できる。
シンガーソングライターの宇多田ヒカルが10月29日に『宇多田ヒカル(utadahikaru) ツイッター』にて「最近言葉の無い音楽の方が心地よくて…」とつぶやいた。9月10日にInstagramで投稿したケチャップの写真をリンクして以来、久々のツイートとなる。
彼女がよく聴いているという「言葉の無い音楽」の1つは、スペインのチェロ演奏家、Pablo Casals(パブロ・カザルス)が演奏する『Kol Nidrei, Op.47』(コル・ニドライ 作品47)。マックス・ブルッフがチェロと管弦楽のために作曲した作品だ。
もう1つは、英国の音楽家、Mark Bell(マーク・ベル)のユニット・LFOが2003年に出したアルバム『Sheath』。LFOはマーク・ベルとジェズ・ヴァーレイによるテクノバンドとして始動したが、後期はマーク・ベルのソロプロジェクトとなっていた。マーク・ベルは、先日、2014年10月13日に他界している。
どちらも、歌が入っていない、音楽のみの作品だ。宇多田ヒカルは、こうした「言葉の無い音楽」を流しながらゆったりと過ごしているのだろう。
2010年8月9日にアーティスト活動を無期限休止すると発表した彼女だが、2012年11月17日にはアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』テーマソングとして書き下ろした、シングル『桜流し』をリリースした。また、2013年4月から2014年3月まで、Inter FMで自宅で収録・編集した『KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru』を放送するなど、動きは見せている。
今年は、ファーストアルバム『First Love』リリースから15周年を迎え、春にはそれを記念して『First Love –15th Anniversary Edition-』が発売された。さらに、12月9日には著名アーティストが彼女のナンバーをカバーしたアルバム、『宇多田ヒカルのうた』の発売も決定している。
彼女は「言葉の無い音楽の方が心地よくて」というが、シンガーソングライターとしての宇多田ヒカルの歌声を多くのファンが待ち望んでいる。また、なんらかの形で表現してくれることを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)