米オレゴン州で今、ちょっと親切な2名の警察官の話題が広まっている。ピザ宅配サービスにあたっていたドライバーが交通事故を起こし、ドライバーと注文主を気の毒に思った彼らがそのピザの配達を買って出たのだ。
米オレゴン州のメディア『KOIN6』が、警察官に関するちょっとハートフルな話題を伝えている。9月1日のこと、ポートランドでバイクを運転してデリバリーにあたっていた「ピザハット」の従業員が事故を起こし、その状況を不憫に思った警察官2名が機転を利かせてピザの配達を引き継いだのだ。
その事故で、バイクの運転手は首と背を痛めて救急搬送が必要であった。その最中にも店長に連絡を入れ必死に詫びている様子に、マイケル・フィルバートさん、ロイス・カーティスさんの両警察官は思わず同情。自分たちがピザを届けると提案し、上司の許可を得て注文主であるスティーヴ・ハッキンズさんのお宅に向かったのであった。
「警察官がピザを持った姿で市民の家の玄関に現れるなど前代未聞のことですから、思わず笑い出してしまいました。その前に私たちはピザハットに電話し、自分たちの注文が届かないがどうなっているのかと伝えたため、そのピザが届いて2人で頬張っていたところなのです」とハッキンズ夫妻。彼らが『KOIN6』にその様子を伝えてこの話は公になってしまったが、市民の役に立とうとする姿勢を称える声が多いことに警察署も少しだけほっとしたもようだ。なお、事故を起こしたドライバーの容体は順調に回復しているが、まだ任務に戻れる状態ではないという。
※ 画像はkoin.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)