バラエティ番組『ホンマでっか!?TV』で、子どもたちが用いるというネット隠語の実態に触れた。司会の明石家さんまやアシスタントの加藤綾子アナウンサーもほとんど隠語の意味するところが分からなかったが、ブラックマヨネーズの吉田敬だけは次々と言い当てて周囲から疑いの目を向けられた。
9月17日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)の中で、ネット問題評論家の目代純平氏が“親が知らない、子どもが使うSNSの隠語”について説明した。誰でも見ることができるネット掲示板で、知らない人と密かに知り合うために主に女子がそうした隠語を用いるという。相手が悪い大人であれば援助交際に発展することもある。
『JS6』という隠語について誰もが首をひねる中で、ブラマヨ・吉田が平然と「女子小学6年生」と答えて「何で知ってるんだ?」と周囲から詰められた。マツコ・デラックスなどは「現行犯よ!」と早くも犯罪者扱いだ。
それだけではない。吉田はさらに『リア消』を「リアル小学生」、『穂別』を「そのものですやん、ホテル代別」と回答。相方の小杉竜一から押さえつけられて、さんまから「4時40分、確保!」と告げられていた。
一方で、『苺佐保』の隠語にはマツコが「これ、分かっちゃった」とバツが悪そうに「1万5千円サポート」と答えており、『WU吉』も「2万円。福澤諭吉が2枚でしょう」と正解している。ブラマヨから「マツコさんは金が絡むとバンバン当たる」と冷やかされて、「そうなの。私、金に汚いわ!」と泣きそうな顔で悲しんだ。
目代氏によると『きのこ』は「docomo」、『英雄、あう』は「au」、『やわらか銀行』は「SoftBank」と携帯会社も隠語を使うそうだ。掲示板にメールアドレスを書き込んでも管理者から消されるので、隠語でカモフラージュするらしい。ただ、目代氏は「この辺の言葉は有名になったので、今はこれを書いても消されるだろう」と語っている。
他にもネット上には、違法売買のやりとりにて様々な隠語が使用されているようだ。携帯電話やスマホの普及で小学生でもネット環境を自由に利用できる今、「うちの子どもに限って」と安心ばかりもしていられない実態が見えてきた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)