音楽ドキュメント映画『LOVE SESSION』に出演した槇原敬之ら、総勢12名のミュージシャンが、25日都内劇場に集結した。この日の舞台挨拶では、ステージで曲を披露することはあっても舞台挨拶は慣れないとあってやや緊張気味の出演者もいたようだが、始終和やかに息の合ったトークで客席を埋めた音楽ファンを沸かせた。
映画『LOVE SESSION』は、若手アーティストが敬愛するミュージシャンにセッションを依頼し、コラボするまでを記録したドキュメント映画。今年3月に第6回沖縄国際映画祭にて“TV DIRECTOR’S MOVIE”部門で「作品賞」を受賞するなど評価も高い。
今回、槇原敬之にセッションを依頼したさかいゆうは、「最初に買ったCDが美空ひばりさんで、次に買ったのがマッキーさんの『北風』なんですよ。ずーっと好きで、ずーっと好きで、ずーーーっと好きだったんですよ」と語りつくせない熱い気持ちを槇原本人の前で吐露。それに応えた槇原は、「嬉しいですね。以前は槇原のファンだということは隠しておこうと、ひた隠しにされていたんですけどね。二十何年やっていると、もうそろそろ(槇原のファンって公言しても)いいのかなって。有難いですね、ホントに」と感謝を伝えた。さらに槇原はテレビから流れるさかいの曲を聞いたときのエピソードも語った。「お風呂に入ろうとしていたときで、ほとんど全裸で飛び出して『誰? 誰?』って。普通にファンでした」と実は相思相愛であることを明かした。
ほかにもさかいゆうは、吉田美奈子、Crystal Kay、島袋寛子(舞台挨拶には不在)にもラブコール。あまりメディアに出演しないと言われる吉田がサプライズでステージに登場すると、客席から大きな拍手が起こった。
またOKAMOTO’Sは、「音楽を始める前からめちゃくちゃ聴いていた」というRIP SLYMEにセッションをオファー。「モニターの返しからILMARIの声が聞こえる、ヤバッ!」とこちらも大感激だったようだ。ほかに『FNS歌謡祭』や『僕らの音楽』の演出を務めた経歴をもつ板谷栄司監督も出席し、お笑い芸人の大谷ノブ彦(ダイノジ)がMCとして盛り上げた。
映画『LOVE SESSION』は、10月4日(土)よりイオンシネマ他にて全国公開。同作はテレビ放送、DVD化、WEB配信など一切なしの劇場限定ロードショー作品となる。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)