グラドル・杉原杏璃のファンが彼女のイベントに参加するために同じDVDを何枚も購入している実態が、バラエティ番組の取材で明らかとなった。AKB48のCDに同梱されている握手券を目的に、一部のファンが同じCDを大量に購入する“AKB商法”と呼ばれるパターンに似ている。共演していた有吉弘行が杉原に対して「罪悪感はないのか?」と詰め寄る場面もあった。
Gカップのプロポーションとベビーフェイスを武器に雑誌やテレビでも活躍する杉原杏璃だが、AKB48のグラビア界へ進出や若手グラドルの台頭で人気を維持するのは大変らしい。8月26日の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、そんな杉原杏璃のイベントに全て足を運ぶという熱心な男性ファン(ファン歴3年、32歳)に接触した。
その日、秋葉原で行われた杉原杏璃のイベントに1回目、2回目どちらも参加した彼は「1回目が4枚、2回目が5枚」の合計9枚のDVDを購入したという。発売イベントに該当するDVDかブルーレイディスクを2枚購入で“2ショットチェキ撮影”、3枚で“2着目の水着撮影”(イベント終了後)、4枚で“サイン入り大判生写真や私物サイン”(先着20名)、5枚で“名前入りメッセージ映像を自宅で撮影”(後日発送、先着5名)というように特典が異なる。
DVD購入者は彼女と握手できるが男性ファンによると「1人、大体5秒くらいで流される」そうだ。スタッフが「有難うございま~す!」と声をかけて次のファンと交代させることを“流す”というらしい。
この男性ファンは、1枚3800円のDVDを20枚買うと税込みで8万円を超える。さらに1枚8万円する杉原杏璃の巨大ポスターなどグッズも購入するなど給料のほとんどはイベントに使うそうだ。彼は親と同居しているのでそれが可能なのだろう。
そうした実態をVTRで知った有吉弘行が「同じ内容のDVDを5枚買うのは、普通は意味のないことだよね? そこに対する罪悪感みたいなものはないの?」と杉原杏璃に投げかけた。すると、彼女は「いや、まあ、ありますけど…。どうしようもないことですよね!」と罪悪感を持ちながらDVDを買ってもらっていることを認めた。
彼女はイベントに来るファンの名前はみんな覚えており「ファンが若手グラドルに流れないように努力が必要」だと苦労を明かす。さらには、今回取材に応じてくれた男性ファンに「○○くん、いつもどんなに遠くても、私のことを応援してくれてありがとう! 私がもし売れ残ったら、その時はお嫁さんにしてくださいねっ」とメッセージを送り、周囲から「禁じ手じゃないの」、「それはダメだよ!」と突っ込まれる。しかし、杉原杏璃は「一人ひとりにそういう気持ちで接している」と真面目に答えて、有吉から「気持ち悪い」と言われていた。
この日は、元SDN48のKONANや歌手のmisonoのファンを取材した内容も放送されたが、やはりイベントに参加するために複数のDVDやCDを購入していることが分かった。misonoにいたっては「ウチはCDを買わせるみたいなのをしたことがない!」と断言していたが、フタを開けるとファンの自宅に同じポスターやCDが大量にあることが分かった。このように、AKB48以外でもCDやDVDの特典を目当てに同じものを複数購入するファンは少なくない。
ただ、彼女たちもファンサービスのために努力は惜しまない。杉原杏璃は8月26日に『杉原杏璃オフィシャルブログ』で「必殺技使っちゃう」と題して写真集に手書きでサインする際に左右両手を使う姿を公開している。ファンにとっては彼女が左右どちらで書いたかを想像する楽しみがありそうだ。
※画像は『杉原杏璃オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)