「なかなか言えない結婚式出席者の本音」に関するインターネット調査を実施したところ、女子の本音が炸裂する結果となった。最終的に“理想の旦那像”はスポーツ界では「イチロー」、芸能界では「つるの剛士」「所ジョージ」などが上位に挙がったが、一方で「旦那にしたくない人」のタイプを質問したところ9割近くが同じような回答となった。他にも「結婚式の写真をSNSで投稿する」ことや「ご祝儀の相場」など気になる内容にもズバリ本音が返ってきた。
株式会社ベルコ(本社:兵庫県西宮市)が20歳~49歳の女性500人を対象に、「なかなか言えない結婚式出席者の本音」に関するインターネット調査を実施して、その結果を公表した。2014年7月7日~9日の調査期間で行ったもので、最近の女子の本音といえるものだ。
■披露宴会場の人気は「ホテル」「レストラン」「結婚式場」。リラックスできる「ゲストハウス」にも注目が集まる。
「披露宴会場で招待されるなら、どんなスタイルが良いですか?」という設問に、最も多かったのは「ホテル」(45.8%)という回答。理由は、立地の良さに加えて設備・スタッフのサービスが行き届いていること、遠方から出席する場合に宿泊できることを挙げる声が多く見られた。2位「レストラン」で30.4%。3位「結婚式場」(27.2%)、4位「ゲストハウス(ハウスウエディング)」(26.2%)、5位「海外」(14.8%)となり、昨今よく話題となる海外ウエディングについて招待される側の人気は芳しくないようだ。
また、特徴として「結婚式場」と回答した人は20代の女性が多かった。「結婚式という感じがするから」「設備が整っているから」「挙式のあとにそのままできるから」「非日常な空間が嬉しい」などが理由として挙がっている。
■結婚式のSNS発信については「幸せのお裾分けをしてもらった気持ち」「自己満足」と賛否両論。
友人の結婚式の写真を、自分宛てというわけでなくてもSNS上で目にする機会も増えてきた。そんな時どう思うかを聞いたところ、好意的に受けとめる声がある一方で、プライバシーの観点などから否定的な意見も多数みられた。
回答より抜粋すると「幸せのお裾分けをしてもらった気持ち」、「楽しい場面をみんなで共有できていいと思う」などの好意的なものから、「自己満足」、「了承も取らず勝手に載せて不快」、「内輪に留めていてほしい」、「プライバシーに欠ける」といった意見まで様々だ。
■結婚式のご祝儀は「3万円」が主流。地域によっては「ご祝儀」という概念はなく「会費制」も。
いつも頭を悩ませるのがご祝儀の金額だが、「同僚へのご祝儀の相場」を聞いてみたところ、最も多かったのは「3万円」で63.6%。2位は「1万円」(15.6%)、3位は「2万円」(15.2%)、4位「1万円未満」(4.8%)という結果が出た。1万円未満という人のコメントには、「北海道は会費制が多い」と地域によって“ご祝儀”という概念はなく“会費制”というパターンもあり、「割り切れない数字で高すぎない金額だと思う」といった意見も出ていた。
■ビックリした引き出物。「生の牛肉」や「金魚」に「日持ちするかんぱん」!?
新郎新婦、つまり招待する側は「“喜んでもらえる”、“記念になる”引き出物」をと工夫を凝らすのだが、受け取る側にその気持ちが伝わるかは定かではない。「もらってビックリした引き出物」を聞いたところ、非常に多かったのが「新郎新婦の写真・名前入り」のものだった。受け取っても「自己主張に引いてしまう」ようだ。その他に変わり種として、「金魚」「生の牛肉」「パン」「日持ちするかんぱん」などがあった。また「もらって困ったもの」として「手作り」のものや「食器」という回答も目立つ。
さて、そんな女子たちに「スポーツ選手・芸能人について、どういう人を旦那にしたいか?」を答えてもらったところ、次のような結果となった。
【スポーツ界から、理想の旦那さんと思う選手 ベスト5】
1位:イチロー 45票
2位:田中将大 40票
3位:内田篤人 17票
3位:佐々木健介 17票
5位:長谷部誠 16票
【芸能界から、理想の旦那さんと思う芸能人 ベスト5】
1位:つるの剛士 22票
2位:所ジョージ 14票
3位:西島秀俊 13票
3位:福山雅治 13票
5位:井ノ原快彦 12票
実はこの設問の前に、一般的に「“理想の旦那さん”はどのような人か」を聞いている。その回答では、もっとも理想的なのは「趣味が合う人」だった。収入や見た目よりも、「家事」「料理」などをしてくれる男性のほうが理想的のようだ。
しかし一方で「旦那にしたくない人」を聞いたところ、「ニート(無職)」が1位となった。9割近くの女子が、職が無い男性は結婚相手に向かないと考えており、こちらでは収入が大きく関わっている。興味深いのは「不潔」と「潔癖症」が僅差で並んでいること。清潔感について、自分と価値観が合わない人は、結婚生活をともにできないことが分かる。
また、「理想の旦那」9位に「次男」が食い込んだのに対し、「旦那にしたくない人」では「長男」が10位にランクイン。結婚相手は長男よりも次男が人気というのは昔から変わらないらしい。
スポーツ界、芸能界から「理想の旦那さん」となった場合は、「趣味が合う」かどうかは実際には分からないが、「職があり、収入も安定している」という点とやはり「家庭的で優しそう」というイメージのある人々が選ばれているようだ。
ここでは掲載しきれなかった内容も含めて、今回の調査結果は、特設サイトにて公開されている。(http://www.bellclassic.co.jp/)
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)