NHK大河『軍師官兵衛』で明智光秀を演じた春風亭小朝が7月27日(日)に裏番組で放送されたFNS『27時間テレビ』の視聴率にブログで言及。「SMAPさん強い!」とメインキャストだったアイドルグループ・SMAPを評価している。この日放送のドラマ『軍師官兵衛』で彼が演じる明智光秀は戦に敗れて生涯を閉じた。
岡田准一(V6)が主演するNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』は明智光秀の謀反で織田信長が討たれた第28回「本能寺の変」が7月13日に放送され、ビデオリサーチによる関東地区データで視聴率を17.5%と前回より大きく上げた。さらに、7月20日放送の第29回「天下の秘策」では、黒田官兵衛(岡田准一)が羽柴秀吉(竹中直人)を説得、いち早く京に上り光秀を討つべく対戦していた毛利と和睦して至急準備を整える。官兵衛最大の見せ場となったこの回の視聴率は19.4%と番組最高を記録した。
そして、怒涛の勢いで京に上った秀吉軍と明智軍が天下分け目の合戦となり、明智光秀がその生涯を閉じることとなる第30回「中国大返し」が7月27日に放送された。信長を討った明智光秀が本能寺の変から11日後に討たれる。京都で政務を執った期間が短かったため“光秀の三日天下”という言葉も残る出来事だ。ストーリーの展開としてはさらに注目されるはずだった。
討たれた明智光秀役の小朝が放送翌日、7月28日に『春風亭小朝オフィシャルブログ』で「SMAPさん強い!」と視聴率の件に触れている。7月26日の午後6時30分から27日の午後9時近くまでフジテレビ系で『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』を生放送しており、そのメインキャストがSMAPだった。
『27時間テレビ』は、瞬間最高視聴率23.8%を2回記録する高視聴率で、その1回は“SMAPノンストップメドレー”を午後8時2分に終えた頃だった。そこからグランドフィナーレまで元メンバーの森且行からのメッセージが読まれるなど見せ場が続き、『軍師官兵衛』にとって強敵だったことは間違いない。
小朝も「昨日の大河ドラマの視聴率は、関東が15・6%、関西が17・7%。かたや同じ時間帯のSMAPさんは、関東が20・5%、関西が19・5%」とデータを把握すると「まぁ、大奮闘の先輩たちに花を持たせるという意味でも良かったと思います。時間帯2位の視聴率だし、岡田さんも納得してるんじゃないでしょうか」と主演の官兵衛役・岡田准一の気持ちを代弁。「来週から、V字回復すればそれで良しってことで」と決意を込めた。
ドラマでは明智光秀が討たれたが、今後も回想シーンで登場する可能性もありそうだ。ただ、春風亭小朝としては最期の場面をより多くの視聴者に観てもらいたかったことだろう。
※画像は『春風亭小朝オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)