明石家さんまがラジオ番組で、自身の冠番組終了について語った。自身の作り上げてきた笑いに手応えを感じる一方で、レギュラー出演者だった“アノ2人”には「『番組が終わる』って言うのが辛い」と感じていたのだという。
7月12日放送のラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)にて、明石家さんまが冠番組『さんまのSUPERからくりTV』終了について語った。
『からくりTV』はこれまで様々な人気コーナーでお茶の間を沸かせてきたが、その中からボビー・オロゴン、大江裕、加藤淳などといった個性的なキャラクターを持つタレントたちも発掘された。
また、この番組は“おもしろい解答なら、正解でなくてもポイントが与えられる”という大喜利的な要素をクイズ番組の枠組みに取り入れたことも画期的だった。このことで、関根勤が繰り出す“鋭いボケ”や浅田美代子と中村玉緒らの意図しない“天然ボケ”が、おもしろ解答として番組に大きな笑いを生み出してきた。
そんな『からくりTV』誕生時に、さんまはスタッフにあるお願いをしていたと述懐する。それは浅田と玉緒の2人に番組レギュラーになってもらうことだった。最近では、スタッフと“番組終了”について話をすることもあったと語るさんまだが、2人をバラエティの世界に引き込んだという責任ゆえに「(自分の口から)玉緒さんと美代子さんに『番組が終わる』って言うのは辛い」と感じていたそうだ。
しかし、局側が下した番組終了という判断について「ちょうどいいタイミング」と評価するなど、さんまはレギュラーメンバーたちと築き上げてきた笑いに十二分に満足していた様子だった。さらに一部で報じられていた“パワハラによる打ち切り”疑惑について、さんまは「そんなことないんですよ」と明確に否定し、後番組に出演しないこともその件とは関係ないと口にした。
『サラリーマン早調べクイズ』や『からくりビデオレター』などのように視聴者も巻き込みながら、温かい笑いをお茶の間に届け続けてきた『からくりTV』だが、来たるべきグランドフィナーレに向かってどんな展開を見せるのか、大いに楽しみにしたい。
(TechinsightJapan編集部 TORA)