薄そうに見える背中の肉、皮はそれほどまでに強いものだったのか。このほどウクライナのキエフで、若いカップルが背中に穴をあけて金具を装着し、全長550mものジップスライドを成功させた。
日本でも森林型アドベンチャー施設はどこも大人気。特に長い列ができるのが、滑車付きの金具でワイヤーロープづたいに空中を横切る“ジップスライド”である。ところがこのほどウクライナのキエフにあるその施設に、「自分たちは背中に穴をあけてフックを装着した。これで直に吊って欲しい」と申し出た怖いもの知らずのカップルがいた。Mariya Gafitsaさん(写真・右=23)とPavlo Kletsさん(24)である。
こちらは5月23日、『RuptlyTV』さんが“Ukraine:Hooked-up couples show love is pain”というタイトルでYouTubeに投稿した動画(画像はそのスクリーンショット)である。ウクライナ自慢の美しく雄大なドニプロ川を渡るジップスライドのワイヤーは全長550mと実に長く、「痛くてパノラミックな眺めを楽しむどころではないだろう」と観衆は心配するばかり。しかしMariyaさんとPavloさんは、ギネスブックが認めていた「背中吊りで400m」という世界記録を破りたいとの野心に満ちており、命綱としてハーネスを緩めに装着してもらうと果敢に台を蹴ったのであった。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)