ロック歌手の内田裕也が、AKB48の握手会で起きた傷害事件についてコメントした。イベントでの囲み取材で出た無関係な質問に、始めは渋い顔を見せた内田だったが「浅田真央ちゃんの時もそうだったけど、大変な時に励ましてあげるのがロックンロール!」とロック魂を絡めた持論を熱く語ってくれた。
洋酒の輸入、マーケティング、販売業務を行うバカルディ・ジャパンが、6月3日に新商品“キューバ リブレ ボトル”のプレス向け発表会を開催した。ゲストに迎えられた内田裕也と書道家の紫舟さんはライブパフォーマンスを披露。紫舟さんが大きな和紙に“不倔の誇”と大書しながら、内田裕也が生バンドで『コミック雑誌なんかいらない』を熱唱して盛り上げた。
滅多にない体験に紫舟さんが「和紙を通して勢いが伝わり、鼓動が速くなりました」と少し緊張しながらも興奮した面持ちでコメントすれば、内田は“不倔の誇”の文字について「内田裕也の代名詞みたいな言葉だね」と不敵な笑みを浮かべる。
バカルディのお酒を愛飲していたという彼は、「19歳くらいからロックスタートした。池袋や新宿など1日10回程度ステージをやった。だから酒飲んでいると体が持たない。だけど最後は飲んじゃうよね。カッコいい酒飲んじゃう。ロックンローラーだから。焼酎とかはね、ちょっと違う。強い酒がいいよね」と若き頃を思い出した。
最後はその内田裕也が、74歳の年齢を感じさせないロックンロールパワーで「キューバリブレッ!! シェキナベイベー」と音頭をとって乾杯となった。
イベント後の囲み取材でのことだ。5月25日に岩手県で行われたAKB48の握手会で、メンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)らが負傷した件について質問が飛び出した。内田は「今日はバカルディのイベントだから…」と苦い顔を見せたが、やがて彼なりの考えを語ってくれた。
「ファンが守ってくれるから握手会は続けるべき。浅田真央ちゃんの時もそうだったけど、大変な時に励ましてあげるのがロックンロール。AKBも大変な時だから頑張ってほしい」とエールを送っている。アスリートもアイドルも、ファンの応援が苦境を乗り越える大きな力となることを伝えたかったのだろう。
6月7日に開票イベントが行われる『AKB48選抜総選挙』についても、「絶対やれ。選挙やるってなったらファンが守ってくれる」とコメントしており、「(HKT48の)指原と2、3日前に会った時に『大丈夫か?』って聞いたら元気だった」とも明かしている。
指原莉乃とはデュエット曲『シェキナベイベー』(内田裕也feat. 指原莉乃)を6月11日にリリースするとあって、顔を合わせる機会も増えたようだ。彼女の2連覇については「あんまり興味はないけどな」とはにかみながらも、「俺とコンビを組んだからには大丈夫」と応援していた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)