映画『魔界転生』(1981年)の妖艶で美しい細川ガラシャ役を演じ、一躍有名になった女優の佳那晃子(58)。彼女がクモ膜下出血のため倒れたのは、2013年1月。医師からは「脳死」の宣告を受けるも、現在は微かな意思の疎通が図れるまでに回復しているという。病に倒れてからの歩みが5月23日のTBS系『爆報!THEフライデー』SPで放送される予定だが、佳那の夫で放送作家の源高志氏はブログで「ボロクソになるのは覚悟している」と綴っているのだ。放送される前から、何を心配しているのだろうか。
佳那晃子がクモ膜下出血で倒れ壮絶な闘病生活を送っていることは、芸能ニュースなどでも度々伝えられていた。特に2013年12月に放送された『ドキュメンタリー夫婦「甲斐性なしと静かなる女優」』(NHK総合)では、重い意識障害を患っている佳那の姿が映像で流され大きな反響を呼んだ。放送終了後「何とか佳那晃子さんの力になりたい」という申し出が続出したことから、夫の源高志氏は「佳那晃子が病院から歩いて帰ってくるための支援」窓口の口座を開設。『佳那晃子が病院から歩いて帰って来るまでのサイト』で口座番号の案内や、支援グッズの販売を行っている。
実は源氏の現在の収入が多くはなく、NHKの番組でもその困窮した生活の様子が映し出されていた。「入院費の滞納で、病院から出されることだけは避けたい」という源氏。これに同情した視聴者や佳那のファンからの多くの善意が集まったようだ。
NHKの番組は時間にして25分、放送された時間帯も夜の10時を過ぎていた。しかし今回の『爆報!THEフライデー』SP(TBS系)はゴールデンタイムの人気番組であり、反響はより大きなものとなるだろう。実際に16日の同番組にて短い予告が流されただけで、源高志氏のブログ『源高志がつづる、くも膜下出血で倒れた佳那晃子が帰るまでのリハビリブログ』には、「佳那さんのこと知りませんでした」、「驚きました」というコメントが届いている。
5月7日のブログによると、源氏は『爆報!THEフライデー』ではプライバシーの部分も多く含まれた内容になっていることを不安に感じているようだ。視聴者の受け取り方次第では、彼に批判が集中することも懸念されるのだろう。しかし16日には、“ボロクソになるのは覚悟してます”と決意を示している。番組放送前に源氏のブログを読んでおくと、彼が何を心配しているのかが分かるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)