5月21日に『第6回AKB48選抜総選挙』の初日開票速報が発表されて、HKT48の指原莉乃が暫定1位となった。HKT48からは10位に兒玉遥、11位に森保まどかが入り、合わせて15人が80位以内にランクインする盛り上がりを見せた。しかし、その中にHKT48のお笑い担当として人気のある村重杏奈の名前はなかった。彼女はGoogle＋で「同期のメンバーや後輩の名前を見ながら、ずっと涙が出そうになっていました」と悔しさを滲ませていたが、指原莉乃から電話がありずいぶん落ち着いたという。

昨年の『AKB48選抜総選挙』開票速報で指原莉乃が1位となった時には「まだまだ、どうなるか分からない」と渡辺麻友や大島優子の逆転劇があると予想する者が少なくなかった。今回は速報で1位：指原莉乃（37,582票）、2位：渡辺麻友（25,283票）とあって指原の2連覇が大方の予想となっている。

驚いたのは指原率いるHKT48の躍進だ。昨年の速報では1位：指原莉乃（28,516票）の次には24位：兒玉遥（5,091票）が最高位だった。ところが、今回は10位：兒玉遥（9,879票）、11位：森保まどか（9,562票）が選抜メンバー16位圏内に入ってきた。さらに、アップカミングガールズ（65～80位）までの80位圏内には、SKE48と兼任の木本花音を含めて全部で15人が速報でランクインしているのだ。

『第6回AKB48選抜総選挙』の初日開票速報（5月21日）で80位以内に入ったHKT48メンバー。

1位：指原莉乃（37,582票）
10位：兒玉遥（9,879票）
11位：森保まどか（9,562票）
20位：宮脇咲良（7,963票）
22位：朝長美桜（7,114票）
27位：駒田京伽（6,056票）
28位：穴井千尋（5,849票）
35位：坂口理子（5,079票）
38位：本村碧唯（4,821票）
46位：田島芽瑠（4,021票）
49位：岡本尚子（3,778票）
50位：多田愛佳（3,767票）
57位：松岡菜摘（3,481票）
62位：木本花音（3,332票）
76位：植木南央（2,895票）

ただ、どのグループでも同じだが、HKT48でも名前が呼ばれないメンバーがいるのが選抜総選挙の現実だ。

村重杏奈は『村重杏奈　Google＋』で速報発表後に「速報にどんどんランクインしていく同期のメンバーや後輩の名前を見ながら、ずっと涙が出そうになっていました」と明かしている。

「もちろんみんながランクインするのは凄く嬉しいことです！　でも自分の名前が全然呼ばれなくて凄く辛かった」という彼女は、ハイタッチする際にファンから「まだまだこれからだよ」と声をかけられて、「涙が溢れてきちゃって途中ではけてしまいました。ごめんなさい」と詫びていた。

そんなところに指原莉乃から電話とメールがあったという。

「やっぱりさっしーは凄い。さっしーと話すと凄く落ち着きます。まだまだ諦めないぞ！　という気持ちが大きくなりました」と村重杏奈も元気を取り戻していた。

他にも田中菜津美や渕上舞、AKB48へ移籍した中西智代梨など多くが速報でランクインできなかった悔しさを伝えている。指原莉乃も全員に電話するわけにはいかないだろうが、メールや劇場で声をかけるなどしてフォローすることだろう。

その指原自身も『指原 莉乃（345__chan）　ツイッター』で「ありがとうございますとさか言えません、こわいですが、正直かなりうれしいです！　こわい気持ちもあります不思議な感情です」（原文ママ）とつぶやいており、2連覇のプレッシャーと戦っているのだ。

※画像は『村重杏奈　Google＋』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）