バラエティ番組の中で、有吉弘行が将来の理想の自分について言及した。ある人物のVTRを見た時に、有吉は笑みを浮かべながら「(将来は)ああなりたい」と語ったのだ。
4月16日深夜に放送された『マツコ&有吉の怒り新党』内のコーナー「新・3大○○調査会」は、「新・3大 豊川孝弘七段の口滑らかすぎる解説」がテーマであった。夏目三久アナウンサーがこのテーマを発表すると、有吉弘行は思わず声をあげて笑った。豊川七段は現在47歳のプロ棋士だが多くの対局をこなす傍ら、その独特な解説スタイルで注目を集めていると夏目アナが説明。これを聞いた有吉は、マツコ・デラックスと共に「(以前コーナーで取り上げた)増田明美さんの例もあるから、ちょっと楽しみだね」と期待を寄せた。
1つ目のVTRは昨年に行われた「第26期竜王戦七番勝負第2局初日」を豊川七段がニコニコ動画にて解説した時のものだった。豊川七段は「口滑らか」にオヤジギャグを連発しながら、中村桃子女流初段と一緒に9時間にも及んだ対局を解説する。豊川七段は「両取り」という言葉から「両取りヘップバーン(オードリー・ヘップバーン)」につなげたり「(両者の差は)微細ですよ」から「『美・サイレント』山口百恵」につなげたりと、さりげない形でオヤジギャグを連発。これ以外にもマラソン選手だったイカンガーからロシアの文豪トルストイまで、ありとあらゆるジャンルからオヤジギャグを繰り出す豊川七段に、マツコはVTRを見て笑いながら「さすが、守備範囲(精通しているジャンル)が広いなー」と感嘆していた。
有吉もこのオヤジギャグを終始楽しそうに眺めており、豊川七段がどんなギャグを言うか予想をする場面もあった。豊川七段が「拮抗を保ってる」と発したことを受け、有吉は「(女優の)松岡きっこ(というギャグで)お願いしますよ」と予想するも、残念ながら不正解。豊川七段は「竜王戦第1局目」が千葉県野田市で行われたことに注目し、同市に本社がある『キッコーマン株式会社』に掛けて「キッコーマンな手でしたね」というギャグを言った。これにはマツコも手を叩いて「あっ、そこに掛けてるんだ」と話すと、有吉も「さすがですよ」とコメントした。
1つ目のVTRを見終えた後に有吉が「いやー素晴らしいですね」と感想を述べると、マツコは笑顔で「私たち(有吉とマツコ)普通に喜んで(見て)ました。私あれ(豊川七段の解説を)10時間見ていられる」と絶賛。さらに有吉が「もっと言えば(自分も将来は)ああなりたい」と言うと、マツコもすかさず「わかる」と同意した。その後も豊川七段がNHKの将棋番組でも、「濃い一局になる」から「濃いですね。(コーヒーの)ブラックですよ」とのオヤジギャグをどや顔で言う映像などが流された。
全てのVTRを見終えた後に、有吉は改めて「やっぱり人生の目標とすべき人が見つかったかなってぐらいの感じですよね」と笑みを浮かべて発言した。棋士で言えば桐谷広人さんが、そのユニークなキャラクターを活かして『月曜から夜ふかし』などを中心に現在活躍を見せている。今回の放送を機に、桐谷さんとはまた違った魅力を持っている豊川孝弘七段にも注目が集まるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 TORA)