エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】『AKB48選抜総選挙2014』を読む。指原連覇は大島票の行方次第? 乃木坂・生駒、JKT・はるごんも波乱呼ぶか。

『第6回AKB48選抜総選挙』の立候補者が決定した。出馬した過去最多の296人は6月7日に東京・調布の味の素スタジアムで行われる開票イベントでセンターとなることを目指してアピールにも熱が入ることだろう。前回1位のHKT48・指原莉乃が連覇となるのか。昨年のSKE48・柴田阿弥のような大躍進があるのか。今回は大島優子が不在となるだけに昨年以上に大きな動きがありそうだ。

指原莉乃は今年の選抜総選挙について4月4日に『指原莉乃(345__chan) ツイッター』で「考えれば考えるほど心臓がドキドキ。手に汗をかきながら総選挙の用紙を書いています。怖いけど逃げない」とつぶやいている。立候補を届けたのは締切日の4月6日(日)の午後だった。

彼女が昨年の総選挙で大島優子や渡辺麻友を抜いて1位となり、世間を騒然とさせたことを思い出す。真相は不明だが「中国人ファンが大口投票した」、「地元大分県の組織票があった」などの噂も囁かれた。今年もそうしたファンの票が集まり「指原が連覇するのではないか」という予想もすでに出ている。

しかし、そうはならない可能性があるから彼女も「考えれば考えるほど心臓がドキドキ」したのだろう。今回は大島優子が卒業によって総選挙に参加しないことが指原にとって逆風となるおそれもあるからだ。

前田敦子が卒業した際には彼女の票がどこに流れるか話題となったが、その時の総選挙では大島優子が大勝している。前田ファンは大島優子には投票しないという予想もあったが、「前田の後は大島に」という期待から投票したファンも多かったのではないか。2人がセンター争いで切磋琢磨したことによる信頼からそう思う可能性は十分ある。

大島優子と指原莉乃の関係性はそれとはどこか違う。大島ファンが「大島の後は指原に」という思いから指原莉乃に投票するパターンは前田敦子卒業の時よりも少なそうだ。つまり、大島優子ファンは他のメンバー、たとえば渡辺麻友や柏木由紀、高橋みなみ、小嶋陽菜などに投票するかもしれない。

さらに、昨年は「HKT48を育てた頑張り」を評価して指原莉乃へ投票したファンも多かったが、今年はHKT48メンバーが自立してきたことからそのインパクトも弱い。そう考えると指原莉乃も連覇確実と安心はできない状況だ。

そして、気になるのが乃木坂46とAKB48チームBを兼任する生駒里奈の出馬である。彼女は「私は乃木坂46の生駒里奈なんです」「自分の根っこにあるのは乃木坂46。それは揺るぎません」とファンに伝えてから立候補している。そんな彼女の思いに応えようと乃木坂ファンが投票するだろうが、その規模が読めない。

また、昨年は「ジャカルタでの活動に専念したい」と出馬しなかったJKT48の“はるごん”こと仲川遥香が、今回は立候補した。彼女は『仲川遥香 Google+』で「私がジャカルタでどんな事をしてるか知らないと思います。私も伝えられてないと思います」と言葉だけではなく総選挙によって伝えたいから出馬したと明かしている。

日本語とインドネシア語で表記しており、日本のファンだけでなくインドネシアで応援するファンも投票するだろう。彼女の場合もそれがどれほどの得票になるか想像がつかない。あるいは、大躍進するかもしれないのだ。

最後に、注目したいのが大家志津香、内田眞由美、小林香菜といった前回の圏外メンバーだ。特に大家はクイズ番組で人気も上昇しており今回は念願の圏内入りが期待される。また、内田は小説家デビューを果たし、事務所もAKSへ移籍して心機一転して気合が入る。小林はバラエティ番組『ナカイの窓』で“ディスカウント小林”のニックネームをもらい注目を浴びたばかりだ。

3人ともAKB48のベテランでもあり、できることならば今回の総選挙でそろって圏内入りといきたいくらいである。そうなると、上位争いとは別に感動的なドラマが生まれるのだが。

※画像は『小嶋陽菜 nyanchan22 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)