エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】大島優子に16人の“ミニ江頭2:50”が物申す。「私が相撲で勝ったら卒業を取り消せ!」

AKB48を卒業する大島優子チームKのメンバーが江頭2:50に扮して言葉を贈った。バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』のサプライズ企画のため、知らされていなかった大島優子は最初こそ「私のメンバーじゃない。めちゃ怖い!」と拒絶反応を見せたが、最後は涙で感謝していた。

東京・国立競技場で『AKB48単独&グループ 春コン in 国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ!~』の初日が開催された3月29日。ライブ前に大島優子を待っていたのは『めちゃ×2イケてるッ!』によるとんでもない企画だった。前日の28日から“AKB卒業記念!大島優子と行く お笑いローカル路線バスの旅”と題して大島はナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)の2人とバスに揺られながら国立競技場を目指した。その間に、彼女は女優魂を磨くために様々な試練を乗り越えなければならない。

潜水ゲームでは過酷なあまり顎をぶつけて舌を噛んだ。顔を白塗りにして謎のアンドロイド“おしゃべりワイフシリーズ・甘えん坊ヘビロテ優子ちゃん2号”になりきったり、カースタントではショックで朦朧となり、涙目で鼻水が逆流するような目にもあった。バスがようやく国立競技場に着いた時には、大島優子も「いろいろなことをさせていただいて、一皮むけた気がします」と僅かな時間で起きた体験を振り返っていた。

AKB48の選抜メンバーと合流してホッとする彼女の前に現れたのがお笑い芸人の江頭2:50だ。間もなくライブだというのにまだサプライズは終わっていなかった。「大島ーっ! AKBを卒業する前にお前に一言、物申す!」と睨みつける江頭だったが、矢部浩之から「エガちゃんよりも大島さんに物申したい人たちがいてるんですよ」と言われて唖然とする。

「よーし! 行くぞー!」という叫び声とともになだれ込んできたのは江頭2:50に扮した16人だった。16人のミニ江頭2:50が「がっぺむかつく! がっぺむかつく!」とエガちゃんを真似て迫ると、圧倒された大島は「いやいやいや、私のメンバーじゃない。私の知ってるメンバーじゃない! 怖い! メッチャ怖い!」とドン引きしていた。

チームKの16人はひとりずつ大島優子に物申す形で言葉を贈った。最初に進み出たのは松井珠理奈だ。その変貌ぶりに「SKEのエースですよ!?」と大島も驚いた。

「珠理奈2:50だー!」とエガちゃんをマネながらではあるが、内容は真面目だった。

「お前は、いつでも、どこでも、リハーサルでも全力で! 何事にも一生懸命取り組んできた。その姿は私たちが、これから精一杯受け継いでいく! だから、安心して、卒業してくれ。カッコイイ背中を見せてくれて、ありがとう!」

大島優子も珠理奈の姿に感動して涙ぐんだ。その後もメンバーが順番に物申したが、倉持明日香は江頭から「(コメントが)長すぎる!」と中断され、永尾まりやは逆に「忘れないでくださいっ」のみで「短いっ」と注意された。また、島田晴香は「相撲で勝負したい! 私が勝ったら卒業を取り消せ!」と挑戦を申し出たが敗れてしまう。そうやって笑いや感動をまじえながら進むと、最後は大島と同期の小林香菜が物申した。

小林香菜は大島優子と同じ2期生として入り、最初はセンターを務める存在だった。彼女は「2年くらいでセンターを優子に取られていた。ファンからも『大島と小林は仲が悪いのでは』と言われるようになった」と2人の関係に触れた。

彼女は昨年の10月におそらく初めて大島に電話をしたという。楽屋での様子が気になったからだ。「最近、元気ないけどどうしたの?」と言うと大島は「なんで分かったの?」と返した。小林はその時の気持ちを「分かるにきまってんじゃん、私は同期だよ。センターを奪われて以来、誰よりも長く、強い気持ちで優子の背中を見てきた」と大島に伝える。

大島は電話で「卒業のことを考えている」と打ち明けると、「私がいなくなった後のチームKが心配。ごめんね。香菜がんばってね」と詫びたそうだ。「最後まで、他人の心配をするのが優子らしいなと思った。一番大変なのは優子なのに」とそのことを思い出した。大島が卒業を発表する前に、2人の間にそんな電話のやりとりがあったのだ。

2人のこれまでを振り返って、小林香菜が「同期の星、輝き続けた大島優子の魂は全員どこに行っても忘れない。世間一般の評価からしたら、優子に私はぼろ負けかもしれないけど、私だって、優子がドラマとか映画で頑張っている間に、劇場で現役で誰よりも踊ったし誰よりも歌った。その部分に私は誇りを持っている。絶対に負けない。だから、あとは任せておいて。何も心配せずに、前だけを見て、自分の夢に向かって突っ走っていってね」とメッセージを贈ると、大島も涙ぐんでうなずいた。

チームK16人からの物申すに対して、大島優子も「凄い、気持ち悪いんだけど。ここまでして、一生懸命おもしろくさせようと頑張ってくれたし。この後、ソロで卒業して1人でやっていくのにすごく頑張れそうです! ありがとう」と感謝していた。

大島は放送後に『大島優子オフィシャルブログ「ゆうらり ゆうこ」』で「江頭チームK?」と題して、「大島チームKの気持ちを聞けたことが嬉しかったです」と感想を述べている。さらに、放送でカットされてしまったメンバーの物申すについて「どこかで見れるように、めちゃイケスタッフさんお願いします!!」「よく頑張りました◎」と伝えており、後輩たちの姿に安心したようだ。

※画像は『小嶋陽菜 nyanchan22 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)