現在アメリカ在住のお笑いタレント・野沢直子は年に一度、夏の間だけ日本で仕事をするため“出稼ぎタレント”とも呼ばれている。そんな彼女が今回、急遽帰国。野沢がレギュラーだった『笑っていいとも!』の最終回を見届け、お世話になったタモリへ感謝の言葉を贈るためである。
野沢直子が『笑っていいとも!』でレギュラーだったのは、1987年10月から3年半ほどである。野沢は伝説のバラエティ番組『夢で逢えたら』で出世したとの印象が強いが、実はそれより先に『笑っていいとも!』への起用がきっかけで全国的に名前が知れ渡ったのだ。だが彼女は人気絶頂の中1991年3月、『笑っていいとも!』を含む全てのレギュラー番組を降板し単身渡米したのだ。
ブログ『野沢直子の小説家への道』 では、『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』に出演するため帰国した、野沢の短い滞在期間の様子が綴られている。ブログによると、滞在中は来日前の3月29日に51歳になった彼女はダウンタウンの浜田雅功・小川菜摘夫妻主催の集まりで祝ってもらったり、 清水ミチコの自宅でもミニパーティを開いたもらったそうだ。『夢で逢えたら』レギュラーらは今でも、固い絆で結ばれているようだ。
さて生放送だった『笑っていいとも!』のグランドフィナーレが終わった後、野沢もホテルで行われた打ち上げに参加。会場で写した沢山の写真が、ブログに掲載されている。“ 忘れられない夜”と題し、2回に分けられて綴られているのだ。
最後の番組は客席からの出演だった彼女が舞台にタモリが現れた瞬間から、涙が止まらなかったこと。バラエティに関わる人々の登竜門であったこの番組の、歴史の一員だったことの凄さを実感したことなど、その文章から野沢が『笑っていいとも!』とタモリをどれだけ愛し感謝しているのかが伝わってくる。打ち上げでは「おお、野沢!」とタモリから声をかけられ、ハグしてもらったそうだ。大勢の人がタモリを取り囲む中、ちゃんと野沢を見つけてくれたのだ。
打ち上げ会場では清水ミチコと一緒に、多くの芸能人と写真を撮っている。しかし野沢曰く、「ばばあは、ローラちゃんと並んじゃいけないな」。彼女がスタイル抜群ということを抜きにしても、24歳のローラと野沢らとでは親子ほどの年齢差があり、3人が並ぶと余計に老けて見えてしまうは仕方がない。そう言いながらも野沢はローラのことがお気に入りなのか、彼女との写真は2枚も載せている。しかしタモリとハグしているシーンの写真は、非公開なことを許して欲しいそうだ。「私の宝物」だからと謝る野沢は、10代の少女のようである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)