世界を震撼させた、2013年2月のロシア巨大隕石落下。人類が初めて体験した天体衝突による自然災害ということで連日のようにニュースで取り上げられたので、今も記憶が鮮明に残っている方も多いだろう。ある番組でその貴重な隕石の欠片を見せてもらっていたシンガーソングライターの泉谷しげるが、いきなりその石を口に放り込んだため他の出演者がビックリ。ネット上では非難の声があがっている。

2013年2月15日ロシア南部チェリャビンスク州周辺に落下した、直径17mから20mといわれる隕石。4月20日放送の『ワイドナB面』（フジテレビ系）で日本スペースガード協会（地球に衝突する可能性のある地球近傍小天体の発見・監視を行う）の高橋典嗣氏が、実際に調査に訪れたロシアから持ち帰った隕石の欠片を見せてくれた。

「思ったより重たいね」と言いながらゲストコメンテーターの鳥越俊太郎が大事そうに石に触り、横に座っていた泉谷しげるに手渡した。すると泉谷はすぐに匂いを嗅ぐと突然、隕石を口に放り込んだのだ。「え～っ！」「やだぁ」とスタジオ中から驚きの声があがるが、泉谷はニヤニヤしている。彼の次に手渡される番だったホラン千秋は、受け取るのを拒否した。周りが大騒ぎしている中、泉谷は再び石を口にくわえていた。

自分が持参した大変貴重な隕石を口に入れられた高橋氏だが落ち着いた口調で、「有機物で汚染しないで下さい」と泉谷をやんわり注意。しかし「地球上にはこんな古い岩石はありませんので、そう意味で味を調べたのは人類で初めてかもしれないですね」と、和やかな表情でコメントをしていた。

この泉谷の行為には視聴者も大変驚いたようで、「何してるの？」、「非常識すぎる」とツイッターを中心に非難の声もネット上で見受けられる。中には高田純次の“清川虹子ダイヤ事件”を思い出した方もいるようだが、あれはバラエティ番組での出来事。今回泉谷は事前に高橋氏から隕石を口に入れることを了解してもらっていたのか。そうでなければ彼が非難されても仕方ないだろう。
（TechinsightJapan編集部　みやび）