EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】数か月間トンネルを掘り続けた窃盗集団、閉店後の大手スーパーに床下から侵入。(英)

あちこちの国でいまだ頻繁に起きている、“トンネルを掘って地下から侵入”という窃盗事件。英大手スーパーチェーン『Tesco』のマンチェスターのある店舗にそんな泥棒が侵入し、大量の現金を盗み出していたことが分かった。

空き地で泥まみれになって穴を掘る作業をしている人間を見かけたとしても、ほとんどの人はまさかそれが隣の建物への侵入通路になるとは思うまい。このほどマンチェスターのサルフォードで、地下を掘り進めたトンネルから隣のスーパーマーケット『Tesco』に侵入した窃盗集団が逮捕された。

店舗隣の空き地に穴を開けることから始まり、電線、ガス、水道といった管を避けながら数か月にわたり掘り続けられたとみられるトンネル。15m長のその秘密の通路は、ある時ついに男たちを『Tesco』の床下へと送り込んだ。ATMから大金の入ったボックスを引き抜くと男たちはただちにその穴に戻っており、公表されていないが、ボックスには1500万円を超す現金が入っていたとみられている。

担当したグレーター・マンチェスター署のマーク・トーカー部長刑事は、「泥まみれの大変な労力が数か月間あったはずだ」としてひたすら呆れ返っているが、配管、コンクリート基礎や鉄骨など建物の構造についての詳しい情報を知っていたこと、掘削のための専門的な道具もすべて揃っていたこと、そしてその計画を他人にまったく漏らしていないことから、その道のプロである可能性が高いとして「近年に起きた同様の事件についても余罪がないか追及したい」と話している。

※ 画像はsouthwalesargus.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)