フリーアナウンサーの徳光和夫がトークバラエティ『ダウンタウンDX』スペシャルで、タレントのYOUに「26年前から大好きでした」と長年のファンであることを明かした。彼は20年以上前にYOUが出演していた番組を見て、「とてもいい発言をするし、バランス感覚も良い」と気になり始めたという。まだ彼女が無名に近い頃から「すばらしい女優になるのではと感じた」という話に、YOUも感動していた。ところが、徳光の話は意外な方向に進み、周囲も騒然となってしまう。
沖縄の特設会場から3月20日に生放送された『ダウンタウンDX 2時間SP』でのことだ。MCの浜田雅功から徳光和夫の“26年前からYOUちゃんのことが大好きでした”という思いが告げられると、ひな壇にいたYOUも思わぬカミングアウトに目を丸くしながらも「わー! うれしい、ありがとうございます」と喜んでいた。
番組では、徳光和夫が「イカ天の時に、彼女が司会をやっていたところを見て『不思議な声の不思議なセンスを持ったお嬢さんだな』と気になり始めた」ことを明かしている。
その話にYOUも首をかしげていたが、実はTBS系の人気番組だった“イカ天”(『三宅裕司のいかすバンド天国』)の前身番組『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』(1988年4月9日~1989年2月4日まで放送)にYOUがレギュラー出演しており、その時に彼女を見た徳光が後の“イカ天”でMCを務めた相原勇とごっちゃになったらしい。いずれにしろ彼のトークから考えて、YOUのファンだったことに違いは無い。
徳光は当時、YOUを見るたびにコメンテーターとして「とてもいい発言をする」と感心したそうだ。彼はさらに、「じっと見ているうちに『この人はけっこう筋は通っているが、夜は乱れるんじゃないか?』と感じた」と率直な感想を述べた。それにはMCの松本人志も驚いて「収録でも言わないようなことを、生放送で言うな!」と慌てたほどだ。
YOUも何を言い出すのかとリアクションに困っていたが、当の徳光は平気で「凜として、素晴らしい女優になるのではないかと思った。谷崎潤一郎の小説に出てきそう。品格があるけれど妖しく乱れる…」と語ってダウンタウンを苦笑させた。だが、松本から「女優になるという読みが当たったじゃないか?」と聞かれて、彼は「読みが当たったかどうかは、僕も未だに分からない」と言い出した。
今や、YOUといえば数々の映画に出演しており助演女優賞を受賞したこともある。しかし、徳光和夫は「だらしない母親役やつまらない男にひっかかる女の役とかをやっていて、監督や演出家は“YOUさんの本質”を引き出せていない」という。これにはYOUも「すごい!」と感激した。
ところが、徳光の話は意外な方向に進む。「YOUさんの後を継ぐのは“篠原涼子”だ。同じような感じでいい女優になりそうだと思った。で、いい女優になっちゃった。だから、ちょっと残念なんだよYOUさん!」とYOUよりも篠原涼子を褒める形で終わってしまったのだ。それを聞いたYOUは頭を抱えて「最後にー!?」とがっかりしていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)