話題のアクションアドベンチャー映画『シャドウハンター』と漫画『ときめきトゥナイト』の原作者・池野恋先生のスペシャルコラボレーションが実現した。映画の世界を池野先生によるキャラクター江藤蘭世や真壁俊らで再現しており、『ときめきトゥナイト』ファン必見のポスターが完成した。
映画『シャドウハンター』は全世界で2200万部を突破したベストセラー小説「シャドウハンター 骨の街」(創元推理文庫)を映画化したもの。原作本は瞬く間に大ヒットして「ニューヨーク・タイムズ」誌でベストセラーリストに仲間入りを果たす人気となった。
ストーリーは、NYでごく普通の少女として暮らしていたクラリー(リリー・コリンズ)が、ある日何者かに母親をさらわれたのをきっかけに、自分が“シャドウハンター”という妖魔と戦う一族の末裔だと知ることから始まる。母をさらった犯人の目的は、“シャドウハンター”が代々守ってきた伝説の聖杯。聖杯の在処を知る鍵は、クラリーの封印された記憶の中だけ。母を救うため、聖杯を守るため、クラリーは新たな仲間たちと共に、吸血鬼、人狼、妖魔をも巻き込んだ壮絶な戦いに突入していくというものだ。
一方の『ときめきトゥナイト』は池野恋先生による大人気少女漫画だ。吸血鬼と狼女を両親にもつ江藤蘭世と無口でクールな真壁俊の壮大なラブストーリーを描いたもので、1982年に「りぼん」で連載がスタートしてシリーズを展開しつつ1999年に完結した。しかし昨年、新作「真壁俊の事情」が発売されると「14年のブランクを感じさせない」作品にファンも騒然となったほどだ。
そんな“吸血鬼”つながりから今回のコラボが実現。完成したビジュアルは、本作のポスタービジュアルを『ときめきトゥナイト』風にアレンジしたものとなっている。
中央のクラリーは、主人公の江藤蘭世、向かって右側の最強のシャドウハンターであるジェイス(ジェイミー・キャンベル・バウアー)は、蘭世が想いを寄せる男の子・真壁俊。そして、左側のクラリーの幼なじみサイモン(ロバート・シーハン)は、一時、蘭世に恋心を抱いていた筒井圭吾を彷彿とさせる。さらに背後に立つクラリーたちの敵ヴァレンタイン(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は蘭世の父、江藤望里似とファンにはたまらない仕上がりとなった。
池野先生は今回のコラボについて、「今までやったことのないお仕事だったので、興味を持ちました。ただ私の絵でキャラを表現できるのかしらと躊躇していところ、“自分の持ちキャラに当てはめて描いてみては”という案が出て、それならばということで『ときめきトゥナイト』バージョンで描かせて頂きました。とても楽しかったです」とコメントしている。
さらに映画についても、「なんといってもヒロイン(リリー・コリンズ)がきれい! ワイルドな彼も気の弱そうな彼もそれぞれがいい味を出していて素敵! 少しずつ開花していくヒロインの能力と迫力を増していく不思議ワールド。それにラブな展開や各キャラの心の葛藤が加わり、もう私の大好きな要素がてんこ盛りです! 久しぶりにドキドキワクワクする映画に出会いました。この作品を観終わった後で『自分にもルーン文字が書けたらな…』と思ってしまうのは私だけではないはず」とすっかりファンになっていた。
このイラストは全国の『シャドウハンター』公開劇場にてポスター、チラシとして見ることができる。映画『シャドウハンター』は、4月19日(土)より新宿ピカデリー他で全国ロードショーされる。
(C)池野恋/集英社
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)