人気ゆるキャラのふなっしーが、テレビ番組に船橋市の案内役として出演。共演したモデルの高橋ユウにイリュージョンを公開して食事を手伝ってもらうなどすっかり仲良くなっていた。レギュラーの大久保佳代子(オアシズ)から、「ふなっしーはたぶん、ユウちゃんのことを狙ってる」と疑惑を持たれたほどだ。
紀行バラエティ番組『旅ずきんちゃん』(TBS系)の3月9日の放送では、千葉県・船橋市“船橋 人気グルメ店ランキング”を特集した。
案内役に登場したのが船橋市の非公認シンボルキャラクター、ふなっしーだ。船橋市民500人にアンケートして選ばれた1位~7位までのおすすめ店を回ったがさすがに詳しい。
「本格中華の東魁楼なっしー!」と1店目からハイテンションでジャンプするふなっしーに、大久保佳代子でさえ「大丈夫? 大声出して!?」と周囲を気にした。椿鬼奴も「いいんですか、飲食店に入っても?」と心配したが、ふなっしーは「大丈夫なっしよ!」と慣れたものだ。
さらに2人が驚いたのは、中華料理店でおすすめの五目焼き飯をふなっしーが食べると言い出した時だ。「でも、食べられないでしょ?」と鬼奴が突っ込むと、「イリュージョンから食べられるなっしー!」とふなっしー。ゲストの高橋ユウに向かって「イリュージョンを手伝ってくれるなっしー!?」と頼むと、彼女も引き受けることに。小皿に取り分けた五目焼き飯をふなっしーの背中に現れたイリュージョンから挿入する高橋ユウは、「意外と難しい」と平気な顔でイリュージョンを体験していた。
ふなっしーは見た目は普段どおりだが、両手はぶらりとしていた。「パラパラしたチャーハンにおいしいあんかけが、とろーりと絡んで本当においしいなっしー! デリシャース」とグルメレポートしたふなっしーは、イリュージョンから空っぽになった小皿を出して高橋ユウに渡すのだった。
そんな調子で、お店を巡りながらふなっしーはイリュージョンから食べてはグルメレポートを届けていく。
高橋ユウとの会話も弾み、彼女が滋賀県出身と分かると滋賀県彦根市のキャラクター“ひこにゃん”の話で盛り上がった。ふなっしーは「大先輩だと思うし、やっぱり敬意を払うなっしー」とひこにゃんら先輩ゆるキャラについて語ると、まだ有名でなかった頃には「くまモンさんを追いかけて写真を撮ってもらったりしたなっしー」と懐かしんだ。
2位の焼肉店に入る頃には2人もすっかり馴染んでいた。高橋ユウが「ふなっしーとはあうんの呼吸をとっているんです」と口にすると、「さすが、ユウちゃんなっしー!」とふなっしーも嬉しそうだ。そんな姿を見て大久保佳代子が「ふなっしーは、たぶんユウちゃんのことを狙っていると思う」と疑うと、ふなっしーは「何言ってるなっしー!」と慌てて踊り出してうやむやにしていた。
そうやって1位に選ばれたメロンパンがおすすめのパン屋まで案内を務めたふなっしーだが、船橋を知らせる役割をきっちり果たしたのはさすがである。「船橋市は家族連れが多い都市なっしよ。この人口減少社会でも着々と人口を増やしているなっしー!」というような情報を織り込んでいた。
一方、エンディングで明かされたNGシーンでは、ラーメン店でふなっしーの身体の中から“ズズーッ”とラーメンをすする音が聞こえてドン引きされる場面もあった。大久保佳代子らを相手に長時間のロケは大変だったようだが、今回の案内役では人気タレント顔負けの仕事をしたのではないだろうか。やはり、ただのゆるキャラではない。
※画像は『高橋メアリージュン maryjuntakahashi Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)