深刻な健康被害はもちろんのこと、可愛い子どもやペットにやけどを負わせることもあり、火事の原因ワースト3に入るなど何かと不名誉な話題ばかりの「喫煙」。これを止めようと電子タバコに切り替える人も多い。その電子タバコでまたしても火災が発生した。
なんとかタバコを止めたいと望む人々が、よく挑戦する電子タバコ(=eシガレット)。ライターや灰皿も不要で人に気を遣うこともない。充電もUSBポートへの接続といたって簡単である。だがこの作業を留守中や就寝中に行い、自分はその場から離れているという方はどうかご注意を。またしても充電中に発火という事件が起きた。
英ウェールズ南部のニースでこのほど、キーラン・フランシスさんという22歳の男性がキッチンで電子タバコを充電していたが、それが発火して爆発したことを地元紙の『Southwales Eveningpost』に伝えている。当時、キーランさんはダイニングで家族と夕食の最中で、4歳の男の子がその脇の冷蔵庫に用があり、そこで初めて電子タバコから花火のような火花が散っていることに気づいたという。
床、敷居、キッチンユニットの修繕で4万円以上の損害を被ったというキーランさんだが、ボヤ程度で済んだのは彼らが自宅に居たからだとしている。130万人が電子タバコの愛用者だというイギリス。「ミッド&ウエストウェールズ消防局」はこうした事件の発生を受け、同紙に「様々な電子タバコが出回っているようですが、信頼できるブランドのものを信頼できる店から買うことが大事です」と注意を呼びかけた。
昨年秋のこと、米ジョージア州アトランタで女性が充電のために電子タバコをパソコンにつないだところ、間もなく爆発してじゅうたんが焼け焦げるという事件が発生した。濡らした布巾で自力で消火に成功したが、もしも彼女が充電したまま外出していたら大火災になっていたとして、その安全性をめぐり物議を醸していた。
※ 画像は『Southwales Eveningpost』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)