米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】クマに餌付けで81歳女性が2度めの逮捕。(フロリダ州)

米フロリダ州在住の80代の女が、人を傷つけ農作物を荒らす可能性のあるアメリカグマを自宅で餌付けしていたことから、2度めの逮捕となった。「単なる動物好き」では片付けられないものがあるとして物議を醸している。

81歳にもなれば、クマがお腹を空かせて里に出てくればどのような事態が起きるか分かりそうなものだが、米フロリダ州ハイランズ郡セブリングのメアリー・マッセルマンという女が、アメリカグマに餌付けを続けていたとしてこのほど逮捕された。画像は郡保安局が公開した写真である。

『NBC4 South California』が伝えているところによると、マッセルマンがクマに与えていた餌はトレイに乗せた鳥の餌用の種、トウモロコシなど。アメリカグマは体長130~180cmで黒毛。ツキノワグマによく似ており、空腹だと農作物を荒らすことがあり、哺乳類や動物の死骸も食べるため餌を求めて人里に出てくることは歓迎されない。マッセルマンには2週間前にも同様の行為で逮捕されており、ハイランズ郡裁判所から1年間の保護観察処分を言い渡されたばかり。その期間中に再度の違反行為があったことから重い処分が下るものと思われるが、留置場では「自分は何も悪いことをしていない」と強く抵抗しているもよう。

またマッセルマンの自宅に出向き、餌付けをやめるよう再三にわたり忠告してきた「フロリダ州魚類・野生生物保存委員会(Florida Fish and Wildlife Commission)」の職員は、「刑務所から出て、もしもまたお前がうちに来たら、その時は撃ち殺してやると脅されました」と語っている。マッセルマンが餌付けしていたクマを同委員会は昨年11月に捕獲して安楽死させており、このことに激しい恨みを抱いているという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)