EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】『ハリポタ』作者ついに認めた。「ロンとハーマイオニーをカップルにしたことに後悔」。

映画『ハリポタ』シリーズの最終章となる、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が公開された2011年夏、それはヒートアップしていた“ハリー&ジニー、ロン&ハーマイオニーが結ばれるなんて意外”という意見。実は原作者のJ・K・ローリング氏が、今頃になってこのカップリングについて後悔を示したとして話題になっている。

『ハリー・ポッター』シリーズの原作者で、10億ドル以上の資産を築いたといわれる小説家のJ・K・ローリング氏(48)。映画のシリーズも日本では2001年12月に第一弾の『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されて大ブレイクとなり、2011年7月に『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の公開をもってついに完結をみた。そしてその時期に大きな話題となったのは、「ロンとハーマイオニー、ハリーとジニーがカップルになったのは意外。ハリーとハーマイオニーが良かったのに」と多くのファンがガッカリ感を漂わせたことであった。何しろロンとハーマイオニーはすでに長いこと親しくなりすぎていて、異性として見ることは難しい雰囲気にあったのだ。

ところが英紙『サンデー・タイムズ』が報じているところによれば、ローリング女史はこのほど『Wonderland』誌とのインタビューに応じ、そこで最終章に結ばれたその2組について「文学的観点を抜きに、個々の中にある望みを叶えてあげるつもりで完結させたらああなったのだけれど、ちょっと違ったかなぁって私も後悔しているところよ。ロンとハーマイオニーのカップルは、いずれは関係に危機が訪れてカウンセリングを受けることになりそうだわ」と語ったというのだ。ハーマイオニーを演じた女優のエマ・ワトソンの、「私とロンが結ばれる必要なんてあったのかしら」といった発言、そして大勢のファンからの「ロンにハーマイオニーを一生幸せにできる力があるとは思わない」といった厳しい意見に、考えさせられるところが多かったとしている。

出版後に作品に対する後悔の念が生じてくるというのは著者としては苦しいもの。また有名作家になればなるほど、意地でも失敗や後悔など口にしないのが普通である。しかしローリング女史は常に「楽しんでくれるファンあってのハリー・ポッター」と語ってきた。今回のインタビューを含む『Wonderland』誌は間もなく発売となるが、彼女がファンの気持ちに寄り添う作家であることを改めて感じることができる、そんな内容となっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)