エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】岡田圭右、息子からの手紙に思わず涙目。「お父さんがスベってくれるから生活できる」

数多くのギャグを披露するものの、それがスベってしまうことから岡田圭右の芸風は“スベリ芸”だと言われている。岡田の“スベリ芸”は今や多くの人々から“愛される”芸風となっているが、岡田の息子はつい5年前まで父がテレビでスベることが恥ずかしくてたまらなかったそう。そんな息子も年齢を重ねていくうちに、父への評価に変化が表れてきたという。

2月23日に放送された『行列のできる法律相談所』は「普段はハートが強い私たちの心が折れた瞬間」がテーマだった。ゲストとして登場したお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右が今までで「唯一心の折れた」エピソードとして、5年前に起きた“とある出来事”がVTRで紹介された。(当時小学校高学年だった)登校中の息子を、たまたま路上で見かけた岡田は「おーい。今から学校かぁ?」と元気よく声を掛ける。しかし、息子は父親である岡田のことを完全に無視して行ってしまった。岡田はその時「なんでやろう?」と不思議に思っていたが、息子の帰宅後にその理由が明らかになる。

友達から「お前の父ちゃん、またテレビでスベってたな」と学校で冷やかされているために、息子は恥ずかしさから父親の呼びかけに応じなかったそう。そのため岡田は「父さん、(僕が)友達といる時は声をかけるのをやめてくれる?」と、息子から“悲しいお願い”をされるハメに。さらに大好きなバラエティ番組を見ている時も岡田が出演しているシーンになると、息子は「はぁ」と深くため息をついて“早送り”しているというのだ。

番組の中では、高校1年生になった岡田の息子が「現在、父親のことをどう思っているのか?」を綴った手紙も(水卜麻美アナウンサーの代読で)披露された。その中で岡田の息子は「小学生の時は、スベっているお父さんを恥ずかしい気持ちになっていた」と当時の気持ちを述懐した。その上で、中学生になって初めて「自分の父親はかつて『M-1グランプリ』の王者になった」ことを知り「お父さんのことを誇りに思った」と告白した息子は「お父さんがスベってくれることで家族が生活できているので感謝している」と“父への感謝”をストレートに伝えた。そんな感動の手紙は次の言葉で締めくくられていた。

「誰にでもウケるテッパンの爆笑ギャグを一回でいいので見せて欲しいです」

これを聞いた岡田は一瞬“父親の顔”になり目に涙を浮かべたが、すぐさま“芸人の顔”に戻り照れ笑いをする。そして番組の司会者である東野幸治から促されて、岡田は“テッパンの一発ギャグ”を披露するもあえなく撃沈。岡田が堪らず「息子! もうお前はグレていいぞ!」と笑いながら発すると、スタジオも大きな笑いに包まれた。この日の放送で「スベリ芸」の裏側にある“芸人 岡田圭右”の人間的な魅力をかいま見ることができた。
(TechinsightJapan編集部 TORA)