エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】モト冬樹、元祖“アッシー”は「羊の皮を被った羊」だった。

タレント・モト冬樹(62)のバブル時代の武勇伝が語られた。「アッシー」という言葉の発祥と称されたモト冬樹。さぞかし、多くの女性たちと甘い夜を過ごしたのかと思いきや、意外な事実が判明した。モト冬樹は決して「送りオオカミ」にはならず、「送り羊」に徹していたのだという。

9日に放送された日本テレビ『東京メモリーズ~あの時あの街であの仲間と~中山秀ヒロミ坂上忍男3人が東京を語る』にタレントのモト冬樹(62)がゲスト出演し、MCの中山秀征(46)から「(モトさんは)アッシーって言葉の発祥」だと明かされた。

「アッシーくん」とは“足代わり”だけの男性で1990年「新語・流行語大賞」新語部門・表現賞を受賞した流行語だ。

バブル景気時代のモト冬樹は、所属していたバンド「ビジーフォー」でものまね番組に出演し、お茶の間の人気者だった。月に15~16本の営業依頼があり、時代同様に懐は温かく、色々な人にプレゼントをするなど気前も良かった。

当時のある日、モトは歌手・松本伊代(48)の家にプレゼントを届けに来た。その時、後に結婚することになるヒロミ(48)が家にいて、「冬樹さん、ありがとうね」と声を掛けられたエピソードも。ヒロミは「冬樹さんはいろいろな女の人を家まで送っていたそうだけど、1人も手を付けなかった」と暴露。モトも「そうなんだよね。羊の皮を被った羊だった」と苦笑いだ。毒舌家の坂上忍(46)でさえ、「冬樹さんは本当に優しい人というイメージしかない」と手放しで褒め称える。

しかし、モトと言えば、2010年5月5日に10年交際していた一般人女性と入籍するまでは、芸能界屈指の“独身貴族”として有名であった。2009年12月に出版した著書「寝ない関係」(ワニブックス)の中でも、20代は「女は寝ないとわからない」と豪語。女性とみれば相手構わずに関係を持ち、徒歩圏内に3人のセフレがいたり、友人の彼女と寝たり、不倫関係なんて朝飯前、といった乱れた生活を送っていたことを告白している。当時ある女性からは「あなたは生ゴミに止まるハエ」と呼ばれた。

そんなモト冬樹が、バブル景気真っ盛り、男盛りのアラフォー時代を「羊で過ごした」とはにわかに信じがたい。

ただ同書の中には、50歳を過ぎてから「友だち以上、恋人未満の関係こそが男女の最高の距離」という境地に達したと綴り、芸能人では、故・飯島愛さん(享年36)の名前を挙げ、「寝ない関係」の良さを記していた。 また、歌手の松田聖子(51)とは家族ぐるみの付き合いをしていることは有名で、松田の娘・神田沙也加(27)からは本当の親のように慕われている。

モト冬樹が結婚を決意したきっかけは、現夫人の連れ子だった高校3年生の娘から「卒業式に出席して」とせがまれたことにあったと、1月27日放送の日本テレビ『有吉ゼミ2時間SP』で明かしている。モト冬樹は「(娘らを)離したくないし、守りたい」と思い、娘が成人するのを待って、婚姻届を提出した。

このように、元来面倒見の良いモト冬樹のことである。バブル時代の「送り羊伝説」にも妙に説得力があるのだ。とはいえ、自著によればオオカミの時代があったのもまた事実のよう。「生ゴミに止まるハエ」から「送り羊」まで。モト冬樹を語る言葉はそのまま、「男女の最高の距離」を掴むまでの一人の男性の紆余曲折を物語っているようだ。
(TechinsightJapan編集部 メジャーK)