エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】前田敦子4thシングル『セブンスコード』のMVとジャケ写を公開。ロシアでの裏話も解禁。

前田敦子のニューシングル『セブンスコード』(3月5日発売)のミュージックビデオと最新アーティスト写真、CDジャケット写真が公開された。黒沢清監督による映画『Seventh Code』が実は前田のシングルのために制作されたことが話題となったMVだ。また、MVと共に撮影にまつわる裏話も解禁となり興味深い内容が明かされている。

第8回ローマ国際映画祭で2冠(最優秀監督賞、最優秀技術貢献賞)を獲得した映画を巻き込んだ、前田敦子一大プロジェクトの完結編とも言うべき作品がついに全貌を明かした。シングル『セブンスコード』のミュージックビデオ(監督:黒沢清)と本作品のメイキング映像が解禁となったのだ。

MVは映画『Seventh Code』から選り抜かれたシーンと、前田敦子の歌唱シーンによって構成されており、全編ロシアで撮影されたもの。映画については今年1月に東京・名古屋・大阪・福岡・札幌で1週間の限定上映を行ったが、チケットの入手が困難を極め、Twitterなどインターネット上では“セブンスコード難民”という言葉が生まれたほどの反響があった。

ロックフェス『COUNTDOWN JAPAN 13/14』で前田敦子がギター・藤井一彦(The Groovers)、ベース・ウエノコウジ(the HIATUS)、ドラムス・白根賢一(GREAT3)、キーボード・高野勲(GRAPEVINEサポートキーボード)、コーラス・廣野有紀という実力派アーティストからなるバンドを従えて『セブンスコード』を歌った際の動画がYouTubeに投稿されると、「カッコイイ!」、「歌がフェスでもやっていけるレベルになってる」、「ようやく自分の声が武器だって分かってきたみたいだ」という感想も出ている。

その歌詞は一言ではいい表せない複雑な感情を“セブンスコード”の響きにたとえたようでもある。MVではそれを見事に歌い上げる、これまでとは違った新しいクールな前田敦子に心揺さぶられることだろう。

MVの基盤となる映画『Seventh Code』は2013年6月にロシア・ウラジオストクにてオールロケで撮影されたもので、撮影期間は1週間という強行軍だった。黒沢清監督は前田敦子を「周囲の何ものにも頼らず、たったひとりでその場所に堂々と存在することのできる、日本ではめずらしいタイプの俳優」と彼女を評価しており、「その非凡な個性は、日本ではない異国の土地でよりいっそう鮮烈に輝くに違いない」と考えてこの地でのロケに臨んだという。

結果的に監督の目論見どおりとなり「映画が全力で彼女を支え、最終的には彼女の存在が逆に作品全体を力強く押し上げてくれました。映画なくして彼女は生まれず、彼女なくして日本映画もまた存在しえない、そんな時代がやってきたようです」と女優・前田敦子を絶賛することとなったのだ。

撮影期間中には、前田敦子のTwitterを見てロシアのファンが撮影場所に駆けつける事態も発生したという。また、アジトとして登場する場所はロシアのテレビ局の使用されていない倉庫を使用したもので、歌唱シーンで前田敦子が握っている特徴的なマイクは現地ロシアで調達するなどロシアの雰囲気を出すことにこだわっている。

今回、MVと共にアーティスト写真・CDジャケット写真も公開されている。そのアートワークは1910年代ロシアン・アヴァンギャルドを彷彿させるデザインだ。ジャケ写に記されたロシア語は“セブンスコード”と書かれている。

前田敦子4thシングル『セブンスコード』にはType-A、Type-B、Type-Cそして劇場公開記念特別盤の4パターンがあり、赤と黒のツートンカラーが特徴的な〈劇場公開記念特別盤〉のDVDには、なんと映画『Seventh Code』が完全収録される。

MVの詳細は、映画『Seventh Code』公式サイト(http://www.seventh-code.net/)にて。

(c)You,Be Cool! / KING RECORDS
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

【エンタがビタミン♪】前田敦子4thシングル『セブンスコード』のMVとジャケ写を公開。ロシアでの裏話も解禁。
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