本来ならば今夜の舞台で「センター」に立つはずだった乃木坂46の西野七瀬。その西野が「体調不良でダウン」とアナウンスされたのはイベント開始30分前のことであった。「西野七瀬の代わりは誰?」とざわつくなか発表されたのは、同じ年の白石麻衣、松村沙友理とともに、一部ファンの間で「御三家」と呼ばれる乃木坂46・橋本奈々未だった。
4日、東京・有楽町にて映画『エージェント:ライアン』の公開を記念し、<スパイ>イベントが行われ、大リーグ、ワールドシリーズ胴上げ投手・上原浩治、乃木坂46の橋本奈々未、コメンテーター・デーブ・スペクターが登壇した。
西野七瀬の代役として急きょ白羽の矢が立った橋本奈々未は、「普段はひとりで舞台に立つことはない」と緊張した面持ちで語った。女スパイ風の黒のロングブーツ、黒のライダースジャケットに黒のミニスカートに身を包み登場した橋本のスパイ姿を「綺麗ですね」と褒める上原に「あんまり心がこもっていない」と突っ込む橋本。それに対し上原は「コメントを求められるのが恥ずかしい」と顔を赤くしながら弁解した。さらに橋本の(上原を見上げて)「(背)大きいですね」に、「顔がですか?」と上原がボケるなど2人のやりとりは異色の漫才のよう。初めてのひとり舞台とは思えぬほどの機転を見せた橋本奈々未であった。
デーブ・スペクターも客席から登場すると開口一番、「大阪都構想の話をしましょうか?」と旬ネタで場を盛り上げた。囲み取材でも「西川史子とデヴィ夫人の話は聞かなくていいの?」とのリップサービスも忘れなかった。
4月2日にリリース予定の8thシングルのセンターポジションが決まったばかりの西野七瀬に代わり、急きょ代打に抜擢された橋本奈々未。「スパイになったら、秋元康さんの事務所に入り込み、次のセンタ―は誰か知りたい」と語る様子からは、次回のセンターへの強い執着がうかがえた。心の準備もないままに、いきなり立たされたひとり舞台で機転の利いたトークを展開できるあたり、なかなかの度胸と野心の持ち主のようである。次は代役ではなく、はじめから主役として登壇したいと心に誓ったのではないだろうか? 今年の乃木坂46のセンター争いから目が離せない。
スパイ経験ゼロのCIAエージェントが、今そこにある次世代テロに挑む、インテリジェンス・スパイ・アクション。世界的ベストセラー小説、トム・クランシー最新作。伝説の≪ジャック・ライアン≫新シリーズがついに始動する。
映画『エージェント:ライアン』は、2月14日(金)先行上映、15日(土)全国公開。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)