アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】ケーンクラチャン国立公園で女性観光客が象に踏みつけられ死亡。(タイ)

タイ最大の国立公園で、野生動物や野鳥の観察を目的に連日大勢の人々が訪れる「ケーンクラチャン国立公園」。そこでアメリカ人女性客が象に踏みつけられて死亡するというアクシデントが発生した。

タイ・バンコクの南西約200kmの位置にある、広大な面積と豊かな自然が自慢の「ケーンクラチャン国立公園(Kaeng Krachan National Park)」。珍しい野鳥、蝶、野生動物が生息しており、人々はトレッキングのほかにラフティングも楽しめるようになっている。

だが先週、その公園内で20代のアメリカ人女性観光客が死亡しているところを発見された。ある日彼女がキャンプグラウンドに戻らないことから、パークレンジャー70名が5日がかりで捜索。やっと発見されたものの、彼女は腕や手首をはじめあちこちの骨が折れており、ダメージは相当なもの。警察は「象に踏みつけられたとしか考えられない」と発表した。

女性が所持していたカメラには公園内の様子が多数撮影されており、象の写真を収めるために近づいて攻撃を受けてしまったとみられている。一人旅で同行者はいないという。少し前には南アフリカ共和国の国立公園で、象が観光客の乗った車に体当りして横転させ、若い女性が重傷を負っている。大人しい象が人間に対して強い怒りを示しているかのようなこうしたアクシデント。何が彼らに強いストレスを与えているのか、公園管理者も観光客も再確認しなければならない時に来ているようだ。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)