エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】セカオワが新曲『スノーマジックファンタジー』のMVに秘策。「やりたくないことをやりたい!」<動画あり>

セカオワことSEKAI NO OWARIが2014年第1弾シングルとなる『スノーマジックファンタジー』のミュージック・ビデオを公開した。朝の情報番組『ZIP!』で彼らがMVを撮影する現場を取材したところ、今回の作品にかける並々ならぬ思いと努力が見えてきた。彼らが田向潤監督に依頼した秘策によって、これまでにないパフォーマンスをすることとなったのだ。

ニューシングル『スノーマジックファンタジー』のMVは、昨年5月に出した4枚目シングル『RPG』でも組んだことのある田向潤監督が撮った。『RPG』は2013年のYouTube動画再生ランキング(日本国内/音楽部門)で2位になっている。ちなみに1位はきゃりーぱみゅぱみゅ『にんじゃりばんばん』で、やはり田向監督の手によるものだ。

1月15日の『ZIP!』でセカオワのMV撮影現場の様子と、彼らへのインタビューが放送された。ボーカルのFukaseは昨年『RPG』のMVが再生ランキング2位だったことについて「次は1位を狙いますけど」と意欲を見せながらも、「2位というのも凄いですし、田向さん様々ですよ」と監督に感謝していた。

今回のMVではセカオワから提案した秘策があった。ピアノのSaoriは「コンセプトとして、『“ちょっとやりたくないかも”ということをやりたい!』とお願いした」という。Fukaseは「期待を裏切りたい。“おどける”じゃないが、カッコよくない部分も出るようなものにしたい」とつけ加えた。

その依頼を受けて、田向監督が考えたのが「メンバーそれぞれの個性が出るように、僕なりのメンバーのキャラクターのイメージでやってもらう」というものだ。監督のイメージによって「Fukaseはマーチングバンドのように旗を操るパフォーマンス」、「ギターのNakajinはオーケストラの指揮者」、「Saoriはチアリーディング」、「DJ LOVEは鼓笛隊のドラム」に挑戦することとなる。

中でもSaoriがチアガールの衣装でポンポンを持って軽快に踊る姿は新鮮だ。Saoriも一生懸命に踊るのだが、「もっと表情が楽しそうだといいな!」と監督から細かい指示が飛ぶ。そうやって撮影を終えた彼女は「『実は踊るんだ!』と意外に思ってもらえたら。音楽でみせない表情をみせられたらいいな」と手応えを感じていた。

一番苦労したのはDJ LOVEだろう。彼は鼓笛隊のドラムの隊列に入って一糸乱れぬリズムで太鼓を叩くのだが、スティックを一回転させるのが難しくてなかなかできなかった。監督も妥協を許さずNGを出し続けて11回目でようやくOKとなったのである。

「いやー大変です! 横が全く見えなくて怖かったです」とDJ LOVEは撮影を終えて感想を述べたが、その表情が見えなかったのが残念だ。

彼らはそれぞれプロに指導をうけて、練習を積んで撮影に臨んでいる。そこまで妥協を許さぬパフォーマンスを見せているのだ。

そんなSEKAI NO OWARIの熱い思いと努力によって完成した『スノーマジックファンタジー』のMVがYouTubeで2014年1月14日に公開されると、多くの感想が寄せられている。

楽曲が素晴らしいというコメントが多いのはもちろんだが、「Saoriちゃんかわいい!」、「LOVEすごい。なんか歌もいい。Fukaseかっこいい」、「さおりのウインク可愛い。なかじんの指揮上手」、「DJ LOVEはパフォーマーに転じるのかな」と彼らのパフォーマンスも好評だ。

中には「CGが多くてあまり好きではないな」、「一人一人の顔や表情がちょっとわかりづらい」などの意見や「昔のセカオワと違う…なんて人がでてくるのもしょうがないんだよね。たとえ昔と変わったとしてもそれがセカオワ。胸を張って堂々と歌って欲しいです」といった熱いコメントも届いていた。

『スノーマジックファンタジー』のMVはあの『RPG』を超えて念願の動画再生ランキング1位となるのか。公開からおよそ3日で再生回数21万を超えて、コメントが1200件を超えるという状況から見ても十分に期待できそうだ。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)