ロックバンド・THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)のROY(ロイ)とモデルのAMO(あも)が2014年1月18日に入籍を発表した。ツイッターでは「お似合いの2人」と祝福するファンや「ROYくんとAMOちゃん結婚したんだ!」と驚くつぶやきも見受けられた。一方でネットニュースの報道に対して、2人を知らない読者からは「誰やねん?」、「結婚おめでとうございます…でもこの人達が誰かわからない」などの反応も少なくない。2人は大ブレイクこそまだないが、今の音楽界とファッション界では一目置かれる存在である。
ロックミュージシャンのROYとモデルのAMOの結婚。新年からめでたい話題が飛び込んできた。1月18日にAMOがブログに直筆メッセージを掲載して結婚を発表すると、ROYもツイッターに『ご報告です!!!』と直筆コメントを投稿してAMOとの入籍を伝えた。2人の結婚が世間でも話題となっているが、ROYについて知らない人もいるようだ。
ROYがボーカルとベースを担当するTHE BAWDIESが世間に広く知られたのは、2012年にテレビドラマ『ハングリー!』の主題歌として書き下ろした楽曲『ROCK ME BABY』にヒットによるところが大きい。同曲で音楽番組『ミュージックステーション』にも出演して圧倒的なパフォーマンスを披露している。
その次のシングル『LEMONADE』の表題曲がPENTAX「Q10」のCMソングに起用されると、さらに2013年にはアルバム『1-2-3』のリード曲『SING YOUR SONG』が三菱自動車「デリカD:5」のCMソングとなった。知らないうちに彼らの楽曲を耳にしている可能性も高い。
THE BAWDIESの魅力は日本人離れしたサウンドとボーカルにある。高校の同級生だった彼らは卒業後にバンドを結成して、大学時代にリトル・リチャードなどのブラックミュージックを中心に1950年~70年代の音楽に影響を受けた。ボーカルのROYもレイ・チャールズなどのソウルシンガーを敬愛する。
彼らはそうした偉大なるミュージシャンのサウンドを「なぜそうなるのか理解せずにコピーしても意味は無い」と悩み「自分たちの血肉となるまでは、オリジナルは作らない、カバーもしない」という信念のもと練習に明け暮れた。その努力によって納得がいく演奏ができた時にTHE BAWDIESのバンド名をつけたという。
インディーズ時代にオーストラリアツアーを敢行して現地のオーディエンスから歓声を浴びたことで、THE BAWDIESのサウンドが日本にとどまらず海外でも通用することを確信。2010年にはアルバム『THIS IS MY STORY』が第二回CDショップ大賞を受賞して国内でも実力が認められる。
2011年11月27日には、初の日本武道館公演を開催して、360度12,898人の観客に囲まれて大成功となった。その勢いで2012年に『ROCK ME BABY』がヒットする。
お相手のAMOは、昨年の11月に来日した、ビートルズでの活躍でも知られるポール・マッカートニーのコンサートを観に行った感動を『AMO angel_amo Instagram』で伝えていた。今思えば、ROYの影響からビートルズへの関心が深まったのではないか。
※ROYの画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)