エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】OKAMOTO’Sがくるり・岸田繁とのコラボを語る。「ひねくれ者同士の波長が合った」<動画あり>

ロックバンド・OKAMOTO’Sがくるりのボーカリスト・岸田繁との関係についてラジオ番組で語った。彼らのニューアルバム『Let It V』でも岸田がプロデュースした1曲があり、コーラスでの苦労も明かされた。アルバムのメイキング動画では悩みながらも楽しそうにコーラスを入れるメンバーを前にして、岸田が「いいなあ歌えて」とうらやむ場面も見られる。

OKAMOTO’Sにとって5枚目のアルバム『Let It V』(レット・イット・ヴィー)が1月15日に発売された。27日にFM番組『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に、そのOKAMOTO’Sからハマ・オカモト(ベース)とオカモトレイジ(ドラムス)が出演してニューアルバムについて語った。

『Let It V』の中の4曲目『HAPPY BIRTHDAY』はロックバンド・くるりの岸田繁がプロデュースを務めた。コーラスのメロディーラインも岸田が考えたもので、演奏とボーカルテイクを録音した後にメンバーがそろってコーラスを入れた。

2人は「最初はやっぱり大変でしたね。今はもうライブ用にちゃんとアレンジしてモノに出来ましたけど。初めはもう見失っちゃって…」と笑いながら苦労を明かしている。このコーラスを入れる場面は動画“OKAMOTO’S 『アルバム「Let It V」トレーラー2』”でも映っている。

特徴のあるサウンドで日本のロック界でも一目置かれるくるり。岸田繁といえばそのリーダー的存在だ。OKAMOTO’Sの2人は「実は、日本のミュージシャンで年齢は関係なく、突っ込んだ詳しい話ができる人はそんなにいない。岸田さんは僕たちよりもずっと音楽に詳しいのはもちろんだし、僕たちをリスペクトして話してくれる」と彼との関係を語る。

今回の作品『HAPPY BIRTHDAY』についても「世代を超えて、ひねくれ者とひねくれ者の波長が合って、スムーズにいったという感じ」という。しかも、「ここはこう叩いて、こう弾いてという指示なんかは一切ないのに、出来上がったら狙った通りになっている。“岸田マジック”みたいだった」と彼の手腕に感服していた。

実は、その岸田繁をして「俺は、この曲のプロデュースとして名前を入れて欲しいな」と絶賛した楽曲が『ドアを叩けば』だった。自身のプロデュースではないにもかかわらず、岸田はOKAMOTO’Sのこれまでの楽曲で一番好きだと明かして「これやん、これがシングルやん!」とプッシュしている。

岸田繁も認める素晴らしい楽曲の数々が収められたアルバム『Let It V』だけに、それを聴いた坂本美雨も「本当にカッコイイ!」と繰り返した。他の番組でOKAMOTO’Sのメンバーが「これだけ音楽を追求するバンドがまだいるということが分かってもらえるかな」、「絶滅危惧種のようなバンドだね」と表現したほど音作りに入れ込んだアルバムでもある。

そのアルバムを引っさげての全国ツアー『OKAMOTO’S TOUR 2014 Let It V』が2月8日(土)の千葉 LOOKを皮切りに4月29日(火・祝)東京 SHIBUYA-AXまで行われる。楽曲を作る時にもライブを意識しながら行うというOKAMOTO’Sだけに熱いツアーとなりそうだ。

※画像は『ハマ・オカモト hama_okamoto Instagram』のスクリーンショット。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)