大島優子がAKB48から卒業する意思を明かして2日が経った。今のところ指原莉乃や梅田彩佳が大島の卒業について心境を明かしているが、多くのメンバーは心の整理がつかないのか沈黙を守っているようだ。1月1日、山里亮太のラジオ番組で松井咲子が、大島が卒業を発表した後の楽屋での様子を語っている。そこからはAKB48メンバーがかつてない不安を抱えている状況が伝わってきた。
2013年12月31日の『第64回NHK紅白歌合戦』を終えて2014年1月1日深夜のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)にAKB48の松井咲子がゲスト出演した。
メインパーソナリティーの山ちゃんこと山里亮太(南海キャンディーズ)から「松井咲子にとって大島優子とはどのような存在か?」と問われて彼女は「プロです! 選抜メンバーはみんな凄いと思うけど、中でも一番プロだと思う」と答えている。
女優やバラエティまで何でもこなすという面でもプロだが、AKB48にとって「にぎやかに、笑顔にしてくれるムードメーカー」であり、「やる時になると人が変わって厳しいというより真面目なのでみんなもやる気になる」としてその存在感にもプロを感じるという。
松井とともに同ラジオ番組に出演していた、AKB48ファンとして知られるお笑い芸人・クロちゃん(安田大サーカス)は、前田敦子を“神推し”していたほどだが、「あっちゃんが卒業した時にはまだAKB48の風景は変わらないと思った」と明かす。それは大島優子がいたからだ。彼は「優子の卒業でAKB48はまったく新しいものに変わるかもしれない」と考えている。
松井咲子はその言葉を受けて「前田さんが卒業した時もみんな不安だったが、それをまとめてくれたのが優子ちゃんだった」と共感する。その大島優子が卒業することが分かった紅白では「みんな、楽屋で不安で泣いていました」と彼女は証言した。
指原莉乃が『指原莉乃 Google+』で「優子ちゃんが卒業発表したあと、涙が止まらなかったです」と伝えているようにやはり他のメンバーも同じ状況だったのだ。また、指原は大島優子を“私たちにとって、精神的な支柱”だと捉えている。卒業することで「だらだらしたグループになっちゃうんじゃないかって、少し不安です」と明かしており、多くのメンバーが不安を感じているのだ。
その後、同ラジオ番組では出演者たちが「(世代交代の)伏兵として三銃士(小嶋真子、西野未姫、岡田奈々)がいるかもしれないが、そのままはいかないと思う。咲子ちゃんやまゆゆとか初期からいるメンバーがどう頑張るか」が鍵だと分析している。
クロちゃんは番組出演前に『安田大サーカス クロちゃん@kurochan96wawa(ツイッター)』で大島優子の卒業について「率直な意見として、完全に世代交代なんだなと思った。国立で卒業的な感じになるんだろうなー」とつぶやいていた。
彼の言うように国立競技場でのコンサートで大島優子が卒業すれば、彼女が出馬しない次の選抜総選挙では大島票が浮動票となるか、あるいは票数自体が無くなってしまうか。いずれにしろ大変動が起きそうだ。それを予想してクロちゃんは「優子ちゃんが卒業した後、AKBの景色は変わるかも知れないけど、AKBは永遠に不滅です!」と願っていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)