「ボーイズスタイルモデル？」 目の前の中性的でお洒落な人物をどう扱えば良いのか、 浜田雅功（ダウンタウン）ら40～50代のベテランお笑い芸人は明らかに戸惑っていた。彼女はプライベートでも下着の果てまで男性用を好むが、ゲイではないという。彼女の話を聞けば聞くほど、おじさんたちの頭の中は疑問符だらけになってしまったようだ。

千葉県出身で現在は雑誌『KERA』にてボーイズスタイルモデルとして活躍しているAKIRA。女性ながら男の子っぽい格好をするモデルの他、3ピースバンド「DISACODE」でボーカルを務めている。

1月29日深夜放送の日本テレビ系『浜ちゃんが！』に出演したAKIRAは 、千原せいじ（千原兄弟）らから不躾な質問をされてもハキハキと答えていた。言葉遣いも丁寧で、好青年といった印象だ。男装は仕事用ではなく、普段からスカートは着用しないという。今回、番組で彼女が自分用に購入した下着は愛用するトランクス。自己紹介で“気持ちは女性”だと聞かされていたが、「すいません、あんたどっちなの？」と不思議そうな表情の浜田雅功の気持ちは十分に理解できる。

AKIRAが男性用の下着を好む理由のひとつは、“締めつけ感”が無いところだという。同じ理由からブラジャーを付けることも苦手で、普段はノーブラが多いそうだ。ボーイズスタイルモデルの仕事でタイトな洋服だと、胸の膨らみを潰す「Bホルダー」という腹巻きのようなサポーターが用意される。しかし締めつけを嫌うAKIRAはガムテープを肌に直貼りして、胸の膨らみを潰すと話す。これにせいじは「剥がすとき乳首どうなるの？」と顔をしかめ、彼女は「めちゃくちゃ痛いです」と苦笑いしながら答えていた。

またAKIRAの現在の住まいは一軒家で、「DISACODE」メンバーの男性2人と共同生活を送っているらしい。彼女は得意な料理を担当しているが、洗濯や買い出しは男性らがやってくれると話す。気を遣う女子と暮らすよりは、バンドメンバーの方が頼み事がしやすく気楽だそうだ。これには「いよいよ、わからんくなってきた」と男性陣。若い女性と男性が同じ屋根の下で暮らして、“何も無い”ということが信じられないというのだ。

ただAKIRAは過去に好意を寄せている男性から女性と見られなかったことがあり、大変なショックを受けた経験を明かした。本音をぶつけ合える関係になりいざ告白すると、「男友達としか見られない」と交際を断られたという。そんな彼女の話を聞いてもなぜか、「へぇ～」と上の空の返事をする浜田ら。礼儀正しく好感が持てる人物なのだが、最後までAKIRAの“得体の知れない”印象が拭えなかったようだ。
（TechinsightJapan編集部　みやび）