空手やキックボクシングの選手として鳴らしていたものの、クールな風貌を武器に20歳頃からアクションスターを目指すようになっていったジャン＝クロード・ヴァン・ダム。このほどVOLVO製トラックのCMに出演し、惚れ惚れするような彼の“開脚キック”がいまだに健在であることをアピールしてくれた。

53歳の今もなお「現役」を宣言し、体を常に引き締めているベルギー出身のアクション俳優ジャン＝クロード・ヴァン・ダム。2010年には心臓発作が伝えられて心配されたが、2012年には『エクスペンダブルズ2』、『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』など5本の映画に出演するなど俳優としての活動はまだまだ精力的。シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーのような派手さがなく、今年はやや大人しいという印象もあったヴァン・ダムだが、1年の最後に大きな話題を提供してくれた。

こちらの動画（画像はそのスクリーンショット）は先月中旬、“Volvo Trucks – The Epic Split feat. Van Damme”というタイトルのもと、VOLVO社がYouTubeに投稿したCM動画である。主役はあくまでもトラックだが、ヴァン・ダムを起用してここまで命がけのことをやらせるとは驚きだ。彼の体に目が釘付けになってしまう。

2台のトラックが並んでバックで進む中、それぞれのサイドミラーに足をのせ、みぞおちの前で腕組みをしながらバランスをとり続けるヴァン・ダム。2台のトラックは徐々に左右に離れ、トラックの間は広がっていき、彼の開脚は180度にも至るというなんとも危険なこのCM撮影。左右の車両の速度や揺れが一致しない場合、彼はいとも簡単にバランスを崩してしまったはずだ。「私の人生は常に浮き沈みの連続でした。でもそのおかげで今の強い自分がいるのです」といった自身によるナレーションも興味深い。鍛えぬかれた体、精神力、筋肉のバランス感、53歳にしてここまでやれるアクションスターも珍しいのではないだろうか。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）