アクション俳優ジャン＝クロード・ヴァン・ダム（51）が、映画撮影のため滞在中のブルガリアのバーで大暴れしていたことが判明した。

「静かにコーヒーでも飲もうと入店したのですが、目の前の光景が信じられませんでしたね。だってヴァン・ダムが狂人のごとく荒れ狂い、テーブルをメチャメチャにしていたんですから。」

そう語るのは、事件現場となったバー『Dinner and Snake』に入店した客の一人である。

ブルガリアの新聞報道によると、ジャン＝クロード・ヴァン・ダムが店を訪れたのは午前4時。地元のクラブで出会ったばかりの「飲み友達」らを引き連れたヴァン・ダムは「全員にウォッカを！」と気前よくオーダーし、機嫌はすこぶる良かったという。現在ヴァン・ダムは人気映画『エクスペンダブルズ』の続編をブルガリアで撮影中だが、この日のヴァン・ダムはまさに泥酔状態。バーテンダーを務める女性たちや知り合ったばかりの「友人たち」とおおいに盛り上がっていたが、その一人と挑戦した腕相撲に負けたあたりから雲行きが怪しくなったようだ。

「俺の腕時計が無くなってる！」

腕相撲に負けた挙句、腕時計まで無くしたことに気づいたヴァン・ダムは、腕相撲の相手が盗んだに違いないと確信。ウォッカの注がれたグラスをテーブルから叩き落とし、大暴れしたという。結局午前8時まで店にいたヴァン・ダムは、散々喚き暴れた後、ブツブツ何かを言いながら千鳥足で店を後にしたらしい。

10歳で武道を始めたというヴァン・ダム。かつてオリンピックで金メダルまで獲得した凄腕ボクサーとの試合が来年にも控えているというが、すでに50代のヴァン・ダムはこの試合について「まあ危険だな、でも人生は短いんだぜ。」とカッコ良いコメントを出している。大作『エクスペンダブル』の続編への出演、50代にして体をはった試合への出場、『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズの新作撮影と、キャリア面では申し分のないヴァン・ダムだけに、今回の事件はいささか残念である。名誉挽回のためにも、続々控える新作映画でおおいにカッコ良い姿を見せていただきたい。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）