モデルの押切もえが、自宅で泥棒と遭遇した体験を明かした。なんと包丁を持つ泥棒を説得したというのだ。
12月23日放送の『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)に出演した押切もえが「昔、泥棒が入っていたんです」と語り始めた。彼女が「包丁を持った人が立っていた」と明かすと、『ただ事では無い』と感じて司会の小堺一機やゲストの明石家さんまらの顔つきが変わったのである。
実は押切もえは、9月にラジオ番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)に出演した際にも、その件を話して大竹まことを唸らせている。その2つの体験談をまとめると次のようなものとなる。
押切もえがまだ本格的にモデルデビューする前の高校3年生の時のことだ。自宅に帰ると部屋に包丁を持った男が居た。泥棒である。咄嗟に「2人きりの状況では危ない」と考えた彼女はとにかく“情に訴える”ように話し続けた。
「最近どうですか?」、「本当にお金が無いんです。」と話し続けること30分。男も包丁を置いてじっと押切の話を聞いたという。「銀行に行けばお金があるかもしれない」と泥棒を説得して、男と外に出ることに成功した押切はバスに乗って銀行まで行った。「人がいっぱいいるところでは大丈夫だろうと思った」とその頃にはかなり安心していたようだ。
彼女は「銀行にもほとんどお金が入っていなかったが、本当に少しだったけど渡しました」と明かす。すると男は「盗んだものを返すから」と言い出して、そこで別れた。押切もえが警察に通報したかどうかは語られなかったが、この泥棒は後日捕まったということだ。
その話を聞いたさんまは「俺やったら、顔は話していても下は(漏らして)びしょびしょやな」とすっかり感心していた。
当時について、自身を頭が良いとか勇気があるというよりも「どこかとぼけたようなところがあった」と押切もえは振り返る。だが、そんな話を普段どおりに語る彼女を見ると、やはりその度胸の据わり具合と頭の回転に一目置かざるを得ないのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)